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[ニュース]2020.12.9
「K'FESTA.4」1.24(日)代々木 京太郎、K-1復帰戦の相手はヘビー級のムエタイ戦士・実方宏介!「蹴ったら足が痛いんで、蹴りは使いません」(京太郎)vs「パンチで倒される前に蹴り倒す」(実方)
    
 12月9日(水)都内にて記者会見が行われ、2021年1月24日(日) 代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜K’FESTA.4〜」の第2弾対戦カードが発表された。
 第1弾対戦カード発表会見で、プロボクシングからK-1への復帰&今大会への参戦が発表されていた京太郎が スーパーファイトで実方宏介と対戦することが決定した。

 京太郎は2007年からはK-1を主戦場に戦い、「K-1 WORLD GP 2008 IN FUKUOKA JAPAN GP」で準優勝。09年の第2代K-1ヘビー級王座決定トーナメントではK-1で日本人初となる重量級の世界王者となった。2010年4月にピーター・アーツ、10月にはジェロム・レ・バンナからも勝利。そして、2011年にプロボクシングに転向すると、デビュー8戦目で日本ヘビー級王座を獲得。2017年にはOPBF東洋太平洋ヘビー級・WBOアジア太平洋ヘビー級王者に。そして、20年11月にプロボクシングからの引退を表明し、今回は約10年ぶりにK-1復帰を果たす。

 対する実方ははムエタイテクニックを武器とするヘビー級ファイターで、主戦場にしているBigbangではK-1でも活躍する愛鷹亮とも拳を交えた。現在は第2代Bigbangヘビー級王者に君臨、今回がK-1初参戦となる。

 中村拓己K-1プロデューサーはこの試合の見所について「京太郎選手は前回の会見以降、K-1ルールでの試合も再開している。ボクシングで磨いたパンチがどう活かされるのか、非常に注目されていると思う。実方選手はパワフルな攻撃のほかに、ヘビーとは思えない細かいテクニックを持った選手。K-1は軽量級や中量級の選手たちが多いが、こうして日本人同士のへビー級の試合が組まれたのは大きいこと。ヘビー級が盛り上がるようなきっかけになる試合を期待したい」とコメント。

 コアラの被りもの姿で会見に現れた京太郎は、顔面含め全身タイツの赤と緑の人物を二人従えて登場。三人で実方の写真がプリントされたTシャツに着替えて、実方の顔がプリントされたお面を付けるなどやりたい放題。会見でも京太郎はマイペースに語る中で「次の試合、蹴りは使いません。蹴ったら痛いということがわかったので」と、パンチのみで戦うことを宣言。実方が「パンチで倒される前に、僕が蹴り倒す。周りには『ヤバいぞ。オマエ、やられるんじゃないか』と言われるが、やられる前に僕がやっちゃえばいい」と意気込むと、京太郎は「僕、この年になっても強いんですよね。あんまり練習しなくても。才能があるんですよ」と百戦錬磨の貫禄を示した。ヘビー級の新たな扉を開く一戦、勝利をつかむのは京太郎か?それとも実方か?

実方宏介
「今回、すばらしい大会に呼んでいただき、ありがとうございます。対戦相手が超一流の京太郎選手なので、しっかり僕が倒してヘビー級を盛り上げたいと思います。(京太郎選手のパフォーマンスについて?)まあ、こんなにアピールしてもらって、逆にありがたいですね。ありがとうございます。(これまでの京太郎選手の活躍については?)ピーター・アーツ選手とかとやってるのも、僕は昔から見ていました。SNSで京太郎選手が復帰するというのを見て、これは僕がやるしかないなと思ってアピールしたら、まさか組んでもらえたんで。僕がしっかり倒して、僕のことを覚えてもらえるようにがんばります。

(京太郎選手の蹴りは使わないという言葉は信じる?)蹴らなかったら、僕がひたすら蹴って蹴り倒すんで。パンチで倒される前に、僕が蹴り倒します。(注目されてる京太郎選手との試合はおいしいと思う?)ビッグチャンスだと思います。最初、京太郎選手との試合のオファーがあったときに、ジムのトレーナー、会長含め話してたんですけど。周りにはやっぱり『ヤバいぞ。オマエ、やられるんじゃないか』っていうレベルで言われるんですけど、やられるんだったらやられる前に僕がやっちゃえばいいんで。判定は絶対にないと思うんで、絶対にKO決着で、僕が倒したいと思います」

京太郎
「どうもみなさま、はじめまして。私は今日、一応4つ話すことを決めてきました。(隣の中村プロデューサーに)ちょっと対戦相手が誰かわかってないので、軽く自己紹介だけいいですか? どういう感じですかね、どういうタイトルを持ってますか?(中村プロデューサーが答えると)ああ、そうですか。僕、今日は対戦相手がいるのをわかってなくてですね、ちゃんと対戦相手をアピールしようと思って、Tシャツとお面を作ってきました。みなさん、これが僕の対戦相手です。よろしくお願いします。以上です。

(実方選手がどういったファイターか、いまはわかっていない?)一切わかっておりません。ただヘビー級で体重がけっこう重いということで、太り過ぎは日本人にはよくないので『太りすぎはダメよ』とプリントされたTシャツを作ってきたんですが、いかがですかね?

(実方選手の『しっかり倒す』という発言については?)あんまり格闘技のことよくわかりませんが、とりあえず(と、おもむろにTシャツを脱ぐ)。中にもう一枚着てますんで(と、隣の中村プロデューサーにわたす)。ということで、私もこんな感じでがんばりますんで。ありがとうございます! (Tシャツが実方に渡ったのを見て)あとでソレで一緒に写真を撮れたらいいなと思って、ハイ。

(前回の復帰発表のときに、キックの練習をしたら足の皮が剥けたという話だったが?)私、その対策の一つとして、蹴りは使いません。次の試合、蹴りは使いません。蹴ったら痛いということがわかったので、蹴りは使いません。(パンチだけで勝てる自信がある?)この世界(K-1)に来るときに、自信なんかあったら絶対に来ないですね。基本的に僕は自信を持たないんで。挑戦するという意義があって、この世界に来ました。そして、前も言ったようにボクシングと格闘技を10年後、子供が格闘技のプロを目指すときに、より広い選択をできるために、僕はこの世界に戻ってきたんで。蹴りは10年蹴ってないし、3Rの試合もやってないんで、自信なんかないです。あと僕の持論的に、ファイトマネーが一緒なら、相手が弱いほうがいいということで。相手が弱いことを願ってますんで。それだけです、以上です。

(実方選手の『KOで倒す』という言葉を聞いて?)でもね、僕、この年になっても強いんですよね。あんまり練習しなくても。才能がある、才能があるんですよ、ハイ。だから、僕に勝つとしたら、ちゃんとスタミナをつける練習をしてくださ。実方選手はその体型だから、たぶんフックを打つんでしょう。でもしっかりまっすぐ(のパンチを)打ってください。そうしたら僕に勝てるかもしれないんで。まっすぐを打てないとヘビー級は勝てないです。

(司会者に言い残すことはないか、『すべてOKですか?』と水を向けられると)一応、この記者会見のために一週間、がんばって用意してきたんで、それは認めていただきたいと思います」
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