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[ニュース]2015.11.24
12・4「Krush.61」松倉信太郎、型にはまらず自由に戦って勝つ!「今回は倒さないと勝ちじゃない。俺は俺で、自分のやり方で勝ちに行きます」
    
 12月4日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.61」の[Krush -70kg Fight/3分3R]で内山政人と対戦する松倉信太郎のインタビューを公開!
――9月のK-1後楽園大会で勝利し、連敗脱出となりました。改めてあの試合を振り返ってもらえますか?

「色々戦い方を変えることが出来て、リラックスして挑めた初めての戦いだったかなと思います」

――構えをサウスポーにスイッチしたり、相手を見ながら上手く戦った試合でしたが、ああいった動きをやろうと試合前から思っていたのですか?

「いや、どういう風にやろうとかはそんなに考えてなくて、思ったように動くって感じですね。勝とうとすると固くなっちゃうんで楽しんでやろうと思っていました」

――気負わずにリラックスして戦う、と。

「はい。とにかく固くならないで楽しむことを一番に考えていました」

――実際にそういった戦い方をやってみていかがでしたか?

「初めてだったんで自分でも戸惑ったじゃないですけど、デビュー戦みたいな感じで上手くできなかったことが多かったです。でも感触としてはこれを続けていけばいいなと思いました。あとは仕留められるところで仕留められばなって」
――新しい戦い方が出来てダウンを奪った一方、倒しきれなかった部分もあると思います。

「解説の魔裟斗さんの『行きどころが分かっていない』説ですね(苦笑)。まあでもそれはずっと求められていることで、自分に足りないのはそこだけなんで。あと一歩のところまで来ているから、一つ噛み合えばまたKOを量産できると思うんですよね。今まではそこで焦って『どうしよう?』となったり、みんなの目を気にしてました。実際に倒さなくちゃいけないし、焦ってはいますけど、何か言われても『うるせえよ』って気持ちもあるし。そこは今までと違いますね。俺も焦っているし、今回は本当に倒さなきゃ勝ちじゃないと思うんですけど、でもごちゃごちゃ言っているやつにはそういう気持ちでいるんで、固くはならないと思います」

――例えば今までは何となく戦っていたものが、今はこのスタイルを突き詰めて完成させれば自分の理想に近づくことが出来るという手応えはありますか?

「そうですね。発言とか動きとかも全部そうで、今までは人の目を気にして『倒さないと…』とか色々思ってたんですけど、今は素直に全部楽しもうと。戦う時も型にはまらずっていう感じで、サウスポーにしたかったらサウスポーにするし、オーソドックスにしたかったらオーソドックスにする。そういうスタイルの方が調子も良いし。自由にやることを意識してます」

――対戦相手の内山選手は2010年5月に対戦して、KO勝ちしている相手です。ずばり前回以上の結果と内容=最低限KOしなければいけないということは自分の中でも感じていますか?

「そうですね。5年前はKO出来たのに、今回KO出来なかったら『松倉、どういう事だ?』という声も出てくると思うので、今回は倒さないと勝ちじゃないと思っています。試合としてやりにくさはあるけど、それを踏まえても遊べるくらいにいけたらいいなって思います」

――自分の置かれてる状況や求められるものを理解しつつ、余裕を持って戦うことが理想ですか?

「はい。周りの人からしたら、俺の戦い方が余裕を持ちすぎて、それで倒せてないって思われてるかもしれないけど、それは違うんですよ。俺は余裕を持ちすぎてるんじゃなくて、逆に倒そうと焦りすぎてて、余裕ぶっていただけで、本当は余裕はなかった(苦笑)。でも最近は自分でもそれがちょっとずつ分かってきたんで、今こそ本当に余裕を持って試合に挑めるかなって思ってますね」
――今回の試合をクリアすれば、また2016年から新しい試合が始まっていくと思います。どんなことを目標・モチベーションにして戦っていこうと思いますか?

「ベルト!ベルト!ベルト!ベルトっすね!」

――ベルト一色ですね(笑)。やはり第3代Krush-70kg王座決定トーナメントでベルトを取れなかったことが凄く悔しいですか?

「それは本当にもう…ミスりましたね…。ミスったというか、ほんと今になって事の重大さに気づいたし、次はもう落とせないですね。最近の俺は鼻につくキャラかもしれないけど、それももういいやって最近思ってて。そしたら気が楽になったんで、最近はすごく楽しいっす」

――では、いい意味で周りの目も気にせず好き勝手にやってベルト取ります!という心境なんですね。

「そうですね。本当のヒールになりかねないのがちょっと痛いですけど(苦笑)。でも俺は俺で、自分のやり方で勝ちに行きます」
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