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[ニュース]2021.12.28
「K-1 WORLD GP」2.27(日)東京 ライト級王者・朝久泰央が極真世界王者・与座優貴とスーパーファイトで対戦!「与座選手はやりやすい。一方的な展開で勝つ」(朝久)vs「朝久選手の蹴りは自分には当たらない」(与座)
    
 12月27日(月)都内にて、2月27日(日)東京体育館にて開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の第2弾対戦カード発表記者会見が行われた。
 現K-1ライト級王者・朝久泰央がK-1王者となっての初陣で、極真会館2017年第6回世界ウエイト制・軽量級優勝の実績を持つ与座優貴とスーパーファイトで対戦する。

 朝久は父であり、朝久道場の朝久篤館長のもとで空手、そして朝久館長が創った格闘術と朝久流養我(あさひさりゅうようが)と呼ばれる鍛練法で己を鍛え、今年7月にゴンナパー・ウィラサクレックを下してK-1王者になった。

 一方の与座は空手で輝かしい実績を残し、キックボクシングに転向。今年からK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの一員となり、12月のKrush後楽園では鮮やかな左ハイキック一撃で蓮實光をマットに沈めた。

 会見に出席した中村拓己K-1プロデューサーも「与座選手は18歳で極真の全日本王者、19歳で世界王者になっていて、この最年少記録はいまだに破られていません。空手でも手数を出して上手く戦うタイプではなく、一発が重くて倒しにいくタイプで、軽量級ながら無差別級の試合では2mや100kgクラスの選手たちと戦っていました。ほかの選手では真似できない戦いの実績とキャリアがあり、朝久選手の相手として相応しい実力がある」と与座抜擢の理由を語る。

 朝久は朝久空手、与座は極真空手のバックボーンがあり“空手対決”としても注目される一戦だ。会見では朝久は「極真空手のことはあまり知らない。僕はチャンピオンとして、自分に楯突くやつは全員ブチのめすので、その相手の1人。自分の生贄になる1人としか思っていない。空手対決というよりは生贄」と、王者の風格で言い放つ。

 一方の与座は、自身が極真空手の世界チャンピオンになった東京体育館でK-1王者に挑むことについて「まさかこんなに早くチャンスが来ると思っていなかったので、凄い嬉しく思います。朝久選手は空手の独特な蹴りで相手を倒していますが、自分も空手の世界チャンピオンになっているので、その強みの蹴りは当たらない」と朝久の蹴り技が当たらないと言い切る。

 それを聞いた朝久は「蹴りが当たらないのであればパンチで倒せば良いだけの話」と断言。さらに「極真空手をやっている選手は僕からしたら蹴りを当てやすいと思っている。一方的な展開で勝てるという確信です」と圧勝を誓った。

 K-1王者として朝久空手の強さ示したい朝久が、極真会館で輝かしい実績を積んできた与座を相手にどのような試合を見せるのか目が離せない。

与座優貴
「朝久選手、メリットがあまりないけど、対戦を受けてもらってありがとうございます。自分の人生を全て懸けて今回ノンタイトルですけど、朝久選手から本当に全てを奪いにいきたいと思います。

(相手の印象は?)朝久選手がチャンピオンになった時、ちょうど福岡までK-1のタイトルマッチを見に行っていて、いずれ闘うことになると思っていました。まさかこんなに早くチャンスが来ると思っていなかったので、凄い嬉しく思います。朝久選手は空手の独特な蹴りで相手を倒すと思うけど、自分も空手の世界チャンピオンになっているので、その強みの蹴りは当たらないと思います。楽しみにしていてください。

(朝久の「生贄」発言を聞いて)さすがチャンピオンだなという感じです。ファンの人もプロの人も朝久選手が勝つんじゃないかなと思っている人が多いと思いますが、ジムの代表の渡辺雅和さんも勝てると言ってくれています。その言葉を信じてしっかり仕上げてやればどちらが強いか分かります。自分も自信があるしチャンピオンになるために来たので勝ちます。

(朝久の空手式の蹴り技は?)K-1チャンピオンなので高いレベルにあると思います。でもそれは空手をやっていない選手が相手だから当たると思っていて、自分には当たらないし、相性も良いんじゃないかなと思っているので試合が楽しみです。

(極真時代に何度も東京体育館で試合をしていると思うが、他流派に負けるわけにはいかない?)まあそうですね。やっぱり空手だったら絶対に自分の方が強いと思っています。朝久選手は空手対決じゃないと言っていましたが、ルールを超えてお互いのバックボーンをぶつけ合うのはK-1だから出来ることで、自分のやってきたものを見せてしっかり勝ちたいです。

(朝久が会見中にずっと見ていたが?)Krushに出る前からいつかK-1チャンピオンになりたいと思ってやってきて、ずっとK-1に出たいと思って遠回りしてきたけど、それが今プラスになって急展開でいろんな状況がいい方向に向いてきています。それをしっかりモノにして、通過点じゃないですけど、自分が勝って最短でチャンピオンになりたいです。

(チャンピオンを凌駕する自信はある?)KRESTに移籍してトップ選手と毎日練習積み重ねている中で、本当に自分に自信が持てるようになりました。その自信がこの前の試合でも出て、ターニングポイントとなる試合であの勝ち方が出来ました。次は大舞台でチャンピオンが相手ということで、自分は大舞台の方がパフォーマンスをより出せるタイプ。それを試合で見せて、チャンピオンは全部強くないとダメなので、自分もパンチで来るならパンチで付き合いますし、どの局面になっても上回れるように練習していきたいです。

(極真の世界の頂点になった男として朝久空手をどう捉えているか)朝久選手が極真空手を知らないと言ったように自分も詳しくないのですが、でも空手をやっている以上は人間として絶対強いと思います。苦しい展開でも精神力がある選手と思っています。自分は死闘になってでも勝つ、苦しい展開になっても勝つ練習をしたいです。

(ファンへのメッセージは)チャンピオン相手ですが、勝ってKRESTの偉大な先輩達に少しでも近づけるように理想の自分に近づいていけるように一歩一歩最初の一歩なのでしっかり勝つので応援よろしくお願いします」

朝久泰央
「与座選手がメリットのない試合を受けてくれてありがとうと言いましたが、僕はチャンピオンとして楯突くやつは全員ブチのめすので、その相手の1人だと思っています。楽しみにしていてください。倒します。(相手の印象は?)極真空手に全然詳しくなくて、聞いた時はそういう実績を獲っているんだと思いました。朝久空手は空手と違うし、自分の生贄になる1人としか思っていません。空手対決というよりは生贄としか思っていないです。

(極真空手を朝久空手としてライバル視していなかったのか?)朝久空手は空手というより、一種の戦闘術だと思っているので、本当に(極真空手のことは)全然分かりませんい。与座選手がただ相手の1人だけというだけ。空手対決という風には思っていません。ただ自分はKrushファンなので、前回の試合(与座vs蓮實)を見ていたけど、やりやすいと思いました。

(東京体育館で極真空手のチャンピオンになった与座が挑んでくることに対して)僕は東京体育館は初めてになりますが、東京体育館規模じゃなくて、日本で戦って世界チャンピオンになっているので、日本であればどこでもホームタウン。何なら世界でも僕は戦って勝てると思う。相手がチャンピオンになったからではなくて、圧倒的な強さでチャンピオンとして叩きのめしたい。

(与座に対してやりやすいという意味は?)与座くんは『他の選手は朝久空手に対応していなくいから朝久選手の蹴りが当たる』という話をしていましたが、極真空手をやっている選手は僕からしたら攻撃を当てやすいと思っている。やりやすいというのは一方的な展開で勝てるという確信ですね。

(与座の蹴りが当たらない発言について)当たらないのであればパンチで倒せば良いだけの話。当たらないのであっても、蹴りで倒せば良いし気にしていないですね。(ファンへのメッセージは?)今年1年応援していただいてありがとうございました。来年1発目試合決まったので、圧倒的に叩きのめしたい。今年寒くなってくると思うので体調に気をつけて良い年をお迎えください。押忍」
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