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[ニュース]2015.11.25
12・4「Krush.61」王者・堀尾竜司、初防衛戦でも前に前に攻めまくる!「みなさんが期待する壊し合いとド派手なKOを見せたい」
    
 11月25日(水)神奈川・古淵にあるTRY HARD GYMにて、12月4日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.61」のメインイベント[Krush -55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者ハキム・ハメッシュと対戦する王者・堀尾竜司が公開練習を行った。
 8・14「Krush.56」の第4代-55kg王座決定トーナメント準決勝・決勝では2連続KOで王座に就いた堀尾。K-1で武尊を苦しめた強豪ハキム・ハメッシュとの初防衛戦に向けて、公開練習としてシャドーボクシングとミット打ちを3分1Rずつ公開した。

「8月の試合が終わって一週間くらい休んで、すぐに練習を再開しました。いつも通り、自分の戦いが出来るようなコンディションに仕上がっています」という堀尾は、その言葉通りにシャープな動きを見せ、ミット打ちでも強烈な右フック、左右のミドル、さらには飛びヒザ蹴りも繰り出し、調子の良さをうかがわせた。

 初防衛戦そして王者としての初戦を控える堀尾だが、そこに気負いやプレッシャーはない。むしろKrush王者としてベルトと共に戦っていくことが楽しみだと語る。

「気持ち的には追われる立場という意識で、王者として負けられないし、挑戦者と違って守る立場として負けてたまるかという気持ちもあります。でも今はそれがプラスされて良い気持ちで挑めています。これからベルトを守っていかなきゃいけないプレッシャーもあるとはあるけど、チャンピオンになったうれしさが一番で、今はそこまで気負わずに重く考えていません。それよりもベルトを持っていることで強い選手と戦えることが楽しみ。今は不安や緊張より楽しみが大きいです」
 ハメッシュはまさに堀尾が望む"強い相手"だ。K-1での武尊戦ではダウンを奪われて判定負けしているものの、独特の間合いとテクニックで武尊を翻弄し、その強打で武尊の顔面を大きく腫らした。

 堀尾も「ガードを固めながらも攻撃を出して前に出てくる選手で、パンチもヒザ蹴りも一つ一つの攻撃が長い。一発一発もらわないうようにしなきゃいけない」とハメッシュの日本人離れしたリーチと攻撃を警戒。

 その上で「自分の攻撃も長くしてステップも使う。自分が攻めるにしても、相手の返しを考えながらやろうと思います。それでハメッシュのスタイルに付き合わず、自分の戦いが出来るように。むしろ僕がペースを掴んで、こっちが前に前に出て、ハメッシュを飲み込めるように組み立てていきたい」と持ち前のアグレッシブファイトでハメッシュを正面突破するつもりだ。

 堀尾自身、公開練習で見せた飛びヒザ蹴りのように倒すための武器に磨きをかけてきた。「飛びヒザはここで出せば入るというタイミングが分かってきた」と自信あり気に語る堀尾は「サンドバックで頭を使いながら練習しているし、倒す技をいっぱい用意しているんで、技の数は多くなりました。一瞬も目が離せないでください」と新技の投入も示唆している。
 またK-1王者・武尊と対戦しているハメッシュが相手だけに、堀尾は武尊と比較されることも意識している。堀尾が目指すものは武尊の判定勝ちを超えるもの、ずばりKO勝ちだ。

「僕がハメッシュに勝ったとして、それで武尊選手の横に並べるとは思わないけど、勝てなかったり、しょうもない試合をしたら僕と武尊選手の差が広がる。なんなら武尊選手と試合している映像や情報もあるわけだから、武尊選手以上に上手く戦えないといけない。それも含めてKOで勝つことが目標ですね。ハメッシュを倒して、僕と武尊選手の差を縮めたい」

 防衛戦でもあっても「守りに入らず、今まで通り前に前に攻めて自分のスタイルを崩さずに防衛する」と語る堀尾。「11月の後楽園大会はものすごく盛り上がったけど、僕はあの大会に負けたくない。会場で試合を見ていて、あの盛り上がりを絶対に超えてやろうと思いました。2015年の最後の試合ということで、バーッと盛り上げて、みんなが喜ぶような試合で締めたい」とKrush王者としてメインイベントをド派手に終わらせると宣言する。
 最後に堀尾は「僕はKrushらしく"壊し合う"や"逃げないで打ち合う"ことを戦いのモットーにしています。Krushを見に来る人は選手たちが壊し合う姿を見たいと思うんで、そういう試合になると思います。そして結果的にいつでもKO出来るように試合を組み立てるので、僕のド迫力のKOシーンを期待していて欲しいです」とファンにメッセージ。

 Krushの戦いを体現する新たな王者は初防衛戦でどんな"壊し合い"を見せるか?
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