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[ニュース]2023.1.21
「Krush.145」1.21(土)後楽園 第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦を戦う8選手が火花!優勝候補・寺島輝「蓮實選手にもお客さんにも“寺島輝”というものをぶつける」
    
 1月20日(金)都内にて、開催を明日に控えた「Krush.145」後楽園ホール大会の前日計量と記者会見が行なわれた。
 第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメントの一回戦を戦う大野祐志郎、塚本拓真、小嶋瑠久、松本篤人、東本央貴、稲垣柊、寺島輝、蓮實光の8選手もしっかりと計量をパスし、8人全員で記者会見に臨んだ。

 一回戦・第1試合はKrush EVANGELISTの石川直生さんより、「互いに折れない心を持った同士」と評された大野と塚本の一戦。現K-1スーパー・ライト級王者の大和哲也と対戦経験のある大野は、再び大和の前に立つためにもKrushのベルトが欲しいところ。「本当に殺るか殺られるかの戦いを皆さんに見ていただけたらなと思っています」と殺気をみなぎらせながら抱負を語った。

 対する塚本は4連勝の実績を残してこのトーナメントへの出場権をゲット。「殺るか殺られるか」を信条とする大野に対し、「自分には自分と向かい合わないと分からない世界観がある。その世界観に引きずり込んでやろうかなと思っています」と、自分の土俵に引きずり込んでの勝負を宣言した。

 一回戦・第2試合は瑠久と松本の戦いだ。石川さんが「お客さんにはなかなか伝わりづらいけど、とにかくやりにくさを持っている」と評した松本を、弟の事故死という悲しみを超えてリングに立つ瑠久が、「どうやって封じ込めていくか?」が注目点となる。瑠久も弟への想いは胸の中に仕舞いつつ、「気持ちの部分でちょっと今まで以上にえぐさを出せる、冷酷な自分を出せると思っているんで、明日は。本当にクレイジーボーイっていうのを見せたい」と、容赦なく松本を叩きのめす腹づもり。

 その松本は国家公務員という格闘家としては異色の肩書きの持ち主だが、「ファンの方もいろんな方がいらっしゃると思うんですけど、普段の生活に僕が一番近いんじゃないかなと。そういう人間がリングに上がって頑張る姿を見ていただければなと思います」と、普通の人間が頑張る姿を見せることにこだわるようだ。

 一回戦・第3志位あは東本vs稲垣。今回から階級を上げての挑戦となる東本は、「自分はあんまり考えすぎてもいい動きができないんで、何も考えんと死ぬ気で倒すことだけ考えて追い込みました」と本能で暴れ回ることを宣言。一方の稲垣は現在6連勝中ということもあり、「誰が9代のスーパー・ライト級チャンピオンに相応しいのか明日の試合で分かると思う」と自信たっぷりだ。

 石川さんも「東本選手がどれだけ荒っぽい試合に持ち込んで、進化の止まらない稲垣選手を崩していけるかがこの試合のテーマ」と、対照的な2人の激突の見どころを語っていた。

 一回戦・第4試合には優勝候補筆頭と目される寺島が登場し、ベテランの蓮實と対戦する。石川さんが、「互いにノーマルではないファイトスタイルと、爆発力を持っているファイター同士なのでKO必至のカード」と評す一回戦屈指のカードだ。

 寺島はこのトーナメントが決定する前からオランダに渡り、名門のMike’s Gymで修行を積み帰国。死にものぐるいで練習に打ち込んできたためか「凄く充実した日々を過ごせたかなと思っています。蓮實選手にもお客さんにも寺島輝というものをぶつけます」と、オランダ修行にかなりの手応えを感じている様子だった。
 対する蓮實は真っ向勝負が信条の大ベテラン。「自分は技術とかはないんで、パワーだけしかないんで、しっかりねじ伏せるパワーを見せつけたいと思います」と、持ち前のパワーで自身の生き様をKrushのリングで見せつけることを宣言していた。

大野祐志郎
「ALL-WIN team華王州の大野祐志郎です。明日の試合はトーナメントの一回戦でベルトに目が行きがちなんですけど、とにかくこの試合に勝つことを念頭に明日は戦いたいと思います。煽りの映像でも殺るか殺られるかというところでもお話させてもらったんですけど、本当に殺るか殺られるかの戦いを皆さんに見ていただけたらなと思っています。
(一回戦を勝つためにどんな練習をしてきた?)塚本選手が184cmと高身長なので、対策するための練習パートナーを探すのが凄く大変で、なかなか見つからなかったというのがあったので、今回の準備期間はイメージトレーニングをめちゃくちゃしました。(対戦相手にどんな気持ち、あるいは何をぶつけたい?)塚本選手は会見であったりオフィシャルな発言する場所でK-1に出たいっていうことを強く言っていると思うんで、僕はK-1に出場している経験もあって、どういう戦い方を求められているかをよく理解していると思います。そのあたりを伝えられたらなと思います。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日は第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメントの一回戦ということで、まずは派手な勝ち方はもちろんですけど、明日の試合に集中してトーナメントを勝ち上がっていくところを皆さんに見ていただいて、ベルトを獲るまでのヒストリーを一緒に見ていただけたらと思います。当日券あるんで、是非来てください。よろしくお願いします」

塚本拓真
「こんにちは、塚本です。試合が決まってからこの日のためにジムの代表、あるいはジムの先輩と本当に死ぬ気でやってきました。明日は期待していてください。絶対勝ちます。(一回戦を勝つためにどんな練習をしてきた?)自分はいつも会見で気持ちが強い、気持ちが強いって言っているんですけど、このトーナメントに出ているメンバーを見ても、気持ちが強いとはみんな思っているし当たり前だと思うんで、それ以外でしっかり倒せる武器を作る練習をしてきました。

(対戦相手にどんな気持ち、あるいは何をぶつけたい?)大野選手は殺るか殺られるかってずっと言ってて、煽りVを見たんですけど、自分に対してやられるイメージもないみたいなことも言っていたので。でも、自分には自分と向かい合わないと分からない世界観があると思っているので、その世界観に引きずり込んでやろうかなと思っています。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日トーナメントの一回戦では自分たちの試合が最初になるので、そこであとの選手たちにもインパクトのある勝ち方を見せつけて、お客さんたちにもしっかり憶えてもらえるような試合をしていきたいと思います。明日はよろしくお願いします」

小嶋瑠久
「押忍! 今回、たくさんの方から暖かいメッセージ、応援メッセージをもらいました。でも、明日は自分の仕事なんで、しっかり自分のためにちょっと本当に今まで以上に冷酷な自分を出して、今回はレベルが違うんだよっていうのを他の選手と比べられると思うので、それを一回戦から見せられるような試合を必ずします。

(一回戦を勝つためにどんな練習をしてきた?)相手に合わせるっていうよりも自分の良さを改めて確認して、自分の強みを確認してそこをしっかり伸ばして、気持ちの部分でちょっと今まで以上にえぐさを出せる、冷酷な自分を出せると思っているんで、明日は。本当にクレイジーボーイっていうのを見せたいなって思います。

(対戦相手にどんな気持ち、あるいは何をぶつけたい?)何をぶつけたいって、普段通りやるだけですね、今回の試合も。今回いろんなことがあって、弟のこととかあったんですけど、それはとりあえず明日は置いといて、普段通りの自分が一番強いと思っているんで、それをしっかり出します。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日はめちゃくちゃ楽しみなんで、とにかく食ってやります、松本選手を。応援よろしくお願いします」

松本篤人
「バンゲリングベイ・スピリットの松本です。今日はお休みをいただいて来ました。たまたま午前中、娘の通う保育園の参観日があって、学芸会というか出し物で『さるかに合戦』を見てきました。娘は栗の役。あんまりメインじゃないですね。多分、このトーナメントにおける僕の立ち位置そのものかなと思うんですけど、明日は頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

(一回戦を勝つためにどんな練習をしてきた?)自分は相手を見てどうやっていくかっていうところをこれまでもやってきたので、まずは瑠久選手の映像をよく見ながら、どういったところなら自分は切り崩せるかなと考えながら調整してきました。

(対戦相手にどんな気持ち、あるいは何をぶつけたい?)瑠久選手はK-1甲子園出身で、小さい頃から格闘技をやっていたっていう中で、僕はどちらかと言うと大人になってから始めて、仕事をやりながらやるという感じで、多分凄い対極なのかなと思います。格闘技に関して言うと、僕の方が経験的に弱い部分はあるんですけど、格闘技が好きな気持ちっていうのをどうにかしてぶつけたいなと思ってます。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)見ていただいているファンの方もいろんな方がいらっしゃると思うんですけど、普段の生活に僕が一番近いんじゃないかなと。そういう人間がリングに上がって頑張る姿を見ていただければなと思います。よろしくお願いします」

東本央貴
「俺も稲垣くんのことばっかり考えて、1カ月半ずっと追い込んできました。今回から階級を上げてだったんですけど、凄い楽に落とせたっていうのもあるし、最後まで追い込みきって試合を迎えられるかなと思います。楽しみにしていてください。

(一回戦を勝つためにどんな練習をしてきた?)自分はあんまり考えすぎてもいい動きができないんで、何も考えんと死ぬ気で倒すことだけ考えて追い込みました。(対戦相手にどんな気持ち、あるいは何をぶつけたい?)ただ暴れ回るですかね? それだけで自分のいいところ出て、見てくれる人にも届く試合ができるんちゃうかなと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)表現者として面白い試合をします。応援お願いします」

稲垣柊
「試合の発表会見からあっという間だったという想いがあります。今回トーナメントで一回戦は1月なんですけど、カード発表から今日までは東本選手のことしか考えずに練習してきたので、明日は必ず勝ちます。よろしくお願いします。

(一回戦を勝つためにどんな練習をしてきた?)自分はどんな相手でも自分のスタイルを崩すつもりはないので、そこの長所を伸ばす戦い方プラス、東本選手のどんな攻撃で自分が負けるかっていうのも想像して、その負ける確率を0%にするトレーニングをやってきました。(対戦相手にどんな気持ち、あるいは何をぶつけたい?)自分も何をぶつけたいって気持ちとかはないんですけど、一瞬で切り裂く怖さを明日試合で見せたいと思います。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)まずは明日の一回戦を必ず突破して、明日の一回戦4試合あるんですけど、誰が9代のスーパー・ライト級チャンピオンに相応しいのか明日の試合で分かると思うんで、そういう一回戦に必ずします」

寺島輝
「TANG TANG FIGHT CLUBの寺島輝です。やることはやってきました。しっかりいい準備ができたんじゃないかなと思います。明日頑張ります。(一回戦を勝つためにどんな練習をしてきた?)さっき紹介に預かった通り一回戦が決まる前からオランダに行って、ずっと死にものぐるいでやってましたし、蓮實選手のことも油断せず、怖い選手だと思っているんでしっかり対策もしてきました。なので、凄く充実した日々を過ごせたかなと思っています。

(対戦相手にどんな気持ち、あるいは何をぶつけたい?)蓮實選手にもお客さんにも寺島輝というものをぶつけます。(ファンの皆さんへのメッセージは?)リカバリーまでしっかりこの後も気を抜かずに全力で戦うだけです。明日は期待していてください」

蓮實光
「今回は今まで以上に思い入れのある大会なので、明日はリングで見せます。(一回戦を勝つためにどんな練習をしてきた?)対策も含め、これまで以上に練習量も出稽古量も増やしてきたので自信しかないです。(対戦相手にどんな気持ち、あるいは何をぶつけたい?)自分は技術とかはないんで、パワーだけしかないんで、しっかりねじ伏せるパワーを見せつけたいと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日、蓮實光の生き様を見せます。応援お願いします」
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