ニュース
[ニュース]2023.2.3
「Krush.147」3.25(土)後楽園 王者のプライドか? 挑戦者の勢いか?Krushフェザー級王者・玖村修平「圧倒的に倒して後悔させる」vs挑戦者・森坂陸「やっとチャンピオンになる日が来た」
    
 2月3日(金)都内にて、3月25日(土)東京・後楽園ホール「Krush.147」のカード発表会見が行われた。
 今大会のタイトルマッチとして[【アンサー株式会社/株式会社クレール不動産 Presents】Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]王者・玖村修平vs挑戦者・森坂陸が発表された。

 昨年5月「Krush.137」で新美貴士を破って、悲願のKrushフェザー級王者となった玖村。その後はKrush王者として、K-1にも出場。だが、8月のK-1福岡大会で行なわれたK-1フェザー級世界最強トーナメントでは準決勝で現K-1王者の軍司泰斗にKO負けし、12月のK-1大阪大会でも斗麗に判定負けを喫するなど結果を出せなかった。そこで巡ってきたのが今回の初防衛戦だ。

 Krush王者になってから初めてのKrushのリングとなるが、玖村は「しっかりチャンピオンとして圧倒的に倒して、もう一度このベルトを獲りに行くつもりで倒しに行きます」と気持ちを新たに意気込んでいる。挑戦者の森坂については「変則的でやりやすい相手ではないと思うけど、打ち合いはできないと思うし、Krushのタイトルマッチに相応しい選手じゃない。圧倒的に倒してここ(タイトルマッチ)に上がってきたことを後悔させてやりたい」と、Krush王者としてのプライドをにじませる。

 もちろん、もう一度K-1の舞台に上がってやり返したいという想いも強い。そのためにも「倒せなかったら僕はこのベルトはいらないと思っている」と強い覚悟を持って、3月25日のリングに上がるつもりだ。

 一方、挑戦者の森坂は一昨年の王座決定トーナメント決勝で延長戦で新美に敗れてベルトを逃していたが、昨年は4戦4勝と快進撃を続けている。特に9月のK-1横浜アリーナ大会では元Krushフェザー級王者・西京春馬を下し、12月には新世代のホープ稲垣澪を撃破するなど、大いに評価を上げた。この戦績が認められ、自身が思い描いていた通りにタイトルマッチまでたどり着いた形だ。

 会見では挑戦者・森坂が「やっと僕がチャンピオンになれる日が来たなと思っています」と自信満々で、王者・玖村を「テクニックはあるけど打たれ弱い。気持ちは弱い」と切り捨てる。玖村の「打ち合いはできない」発言に、森坂も「挑戦者らしく負けるならKOぐらいの勢いで、ちゃんとそういう試合ができるように磨いてきます。期待していてください」と不敵な笑みを浮かべて応戦した。

 これまでは連勝を重ねてもその後に連敗してしまうという戦績を繰り返していたが、昨年は負けなしの4連勝を飾ったことで「自分の殻を破れた」という感覚も持つことができた。最後も「玖村選手にはメンタルと腹を鍛えていてほしいですね」と上から目線でコメントするなど、悲願のベルト奪取に向けて気合いをみなぎらせていた。
トップページへ戻る