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[ニュース]2023.5.9
「Krush.150」6.16(金)後楽園 ライト級王者・大沢文也と挑戦者・里見柚己が仕切り直しのタイトルマッチで再戦!「パパパッと終わらせる」(大沢)vs「口だけで終わるのは嫌、次こそ見せる」(里見)
    
 5月9日(火)都内にて、6月16日(金)後楽園ホール「Krush.150」のカード発表記者会見が行なわれた。
 今大会の第1弾として発表されたのは王者・大沢文也vs挑戦者・里見柚己のKrushライト級タイトルマッチだ。

大沢と里見は今年1月「Krush.145」でタイトルマッチで激突。当日は大沢が1Rにダウンを奪ったことで判定勝ちし、王座防衛となった。しかし、そのダウンを奪ったパンチに大沢の反則(蹴り足をキャッチする行為)があったとのことで、試合後に審議となった結果、ノーコンテストに覆った試合だった。中村拓己K-1プロデューサーも今後の二人の展開を考えた時に「ここで再戦を組んで白黒つけて、二人のストーリーをスタートするのがいい」と判断。ダイレクトリマッチとして、今回の再戦を組んだ。

 これに不満があるのが王者の大沢だ。2019年6月に里見に勝っている大沢は「自分の中では2戦2勝だし、完全決着も何もない。早くパパパッと終わらせて、次のステージに行きたいって感じです」と会見中も苛立ちを隠せず。反則と裁定された攻撃に関しても、「自分としては蹴り足をキャッチして離しているんでって感じだったんで。まあバスケで言うところのゼロステップルールって感じです。反則ギリギリ。それも技術だと思っているんで、自分は」と持論を述べた。

 ただし、里見に対しては「里見選手の強さ、里見選手の上手さ、この間試合をやった時も凄い上手いなって、対策してんなって。まあ対策が一番デカかったっすけど、そういうのは認めてるんで」と悪い感情はなく「6月16日までに完全に仕上げて、返り討ちにします」と、最後は前向きに意気込みを述べていた。

 対する里見は再びのチャンス到来に、「Krushでこういう前例はないと思うんで、6月はよりいっそう盛り上げられるように頑張りたいと思います」と、改めて強い意気込みを示す。「1Rのダウンになった時に自分が完全に焦っちゃって空回りしまくって、そのまま終わったなっていう感じです」と1月のタイトルマッチを振り返ったが、「次、しっかり俺は見せます。もう口だけで終わるのは嫌なんで、みんなを裏切っちゃったんで次は見せます」と捲土重来を期して、6月16日のリングに立つことを誓っていた。

大沢文也
「意気込み…特にありません。(前回の試合を振り返って、その中で受けた相手の印象は?)相手の印象というより相手のセコンドの印象が強くて、相手セコンドにちょっとやられたなって感じですね。僕が出す技、僕がやりたい攻撃、全部分かっていた感じなのが。相手のセコンドの声とか僕は試合中に聞くんですけど、それが僕がやる技を相手のセコンドがぴったし当ててきたので、セコンドがとにかくやりづらかったです。そういう印象ですね。

(完全決着が望まれる再戦だと思うが)完全決着? いや、そもそも2018年? 2019年? 1回勝ってるし、この間の試合もノーコンテストになっちゃったっすけど、ダウンがなければとか言われて。いやいやいや。ダウンがなかったらダウンがなかったらで、そういう戦い方をするし、完全決着ってよく分かんないですね(苦笑)。自分は勝ったと思ってるんで。自分の中では2戦2勝だし、完全決着も何もないです。早くパパパッと終わらせて、次のステージに行きたいって感じです。

(ダイレクトリマッチに関してはかなり不服?)はい、マジムカついてますね。『何で?』って感じです。自分としては蹴り足をキャッチして離しているんでって感じだったんで。まあバスケで言うところのゼロステップルールって感じです。反則ギリギリ。それも技術だと思っているんで、自分は。ただね、凄いムカついているし、なんで俺がもう一回やんなきゃいけないのって感じだし、正直俺にはメリットは何もないし、デメリットしかない。ただ、凄いムカついているけど、里見選手のことは正直選手としては凄い認めてるから。里見選手の強さ、里見選手の上手さ、この間試合をやった時も凄い上手いなって、対策してんなって。まあ対策が一番デカかったっすけど、そういうのは認めてるんで、周りのゴチャゴチャゴチャゴチャ言っているアンチたちがいっぱいいるんで、そいつらをちょっと黙らせたいなと思っているんで、今回は打ち合おうかな?

(前回はドロドロの試合をして判定勝ちと言っていたが、今回は激闘?)僕がタイトルマッチをやった時、瓦田脩二とやった時、僕なんて言いました、記者会見で? 言った通りでしたよね。『今回は前に行きます』って言いましたよね? で、この間の試合はなんて言いました? 『ドロドロの試合』って言いましたよね? その通りでしたよね? 僕、言ったことはやるんで、ちゃんと。今回は前に出ますよ……っていうのも伏線かもしれません。

(※里見の『動きが悪くなった』という発言を聞いて)いや動きが悪くなったって言うけど、別に練習の動きはできないから。練習の動きはできない、試合と練習の動きは違うとします。試合の実力が実力だから。練習でいくら強くて、練習でいくら上手くても、それを試合で出せなきゃ違うでしょ? ねえ、違くない? 試合の実力が一番の実力だから関係ない、そういうの。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)勝ちが正義だと思っているので、何よりも勝つことが一番だと思っているんで。ただ、今は感情的になっている部分もあるし、凄いイライラしている部分も正直あるんですけど、それでも僕は里見選手の実力は凄い認めているんで、それを踏まえて6月16日までに完全に仕上げて、返り討ちにします。応援よろしくお願いします」

里見柚己
「1月にタイトルマッチをさせてもらって、あの日の結果は負けて、自分も倒さないと勝ちじゃないって思ってて負けて、1週間ぐらい経ってK-1の方から連絡をいただいて、無効試合に判定が変わって。自分の中ではまた強い選手に勝って上り詰めてようと思ってたんですけど、このダイレクトリマッチで、タイトルマッチで、Krushでこういう前例はないと思うんで、6月はよりいっそう盛り上げられるように頑張りたいと思います。

(前回の試合を振り返ってみて、その中で受けた相手の印象は?)上手いのは分かってたんで上手かったですし、1Rのダウンになった時に自分が完全に焦っちゃって空回りしまくって、そのまま終わったなっていう感じです。(完全決着が望まれる再戦だが)前回1月末は最近だし、直近でまたタイトルマッチなんで、本当にまた自分の実力をしっかり出して、いい形で終われたらなと思っています。

(前回のタイトルマッチから約半年、その半年という期間で勝てるという確信は?)それはもう勝ちますし、倒しにいく姿勢は全く変えないです。(前回)やってみて、今回で3回目になるんですけど、前回よりも(タイトルマッチは)全然違いましたし、あとKrushのタイトルマッチという重み、Krushのメインというので、またいろいろちょっと動きが悪くなったのも、後々映像を見て分かったんで、いろいろ考えながらやってます。

(※大沢の発言を聞いて)次、しっかり俺は見せます。もう口だけで終わるのは嫌なんで、みんなを裏切っちゃったんで次は見せます。(大沢の『打ち合う』という発言は信じる?)信用も何も、それはそれで楽しみにしてますっていう感じです。(ファンの皆さんへのメッセージは?)1カ月後、リングの上で証明するんで応援よろしくお願いします」
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