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[ニュース]2023.9.12
「Krush.154」10.21(土)後楽園 ダブルタイトルマッチ決定!フェザー級王者・森坂陸vs挑戦者・篠塚辰樹、フライ級王者・大鹿統毅vs挑戦者・悠斗女子フライ級王座決定トーナメント準決勝で真優vs池内紀子、鈴木万李弥vs麻央
    
 9月12日(火)都内にて、10月21日(土)東京・後楽園ホール「Krush.154」の第1弾カードが発表された。
 この日発表されたのは、タイトルマッチ2試合と王座決定トーナメント2試合。まずは[Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]王者・森坂陸vs挑戦者・篠塚辰樹だ。

 森坂は今年3月、玖村修平を下して同級王座を獲得。そのリング上で宣言して実現させたK-1・横浜武道館大会では椿原龍矢に判定負けを喫したが、今回は再起戦と同時に初防衛戦となる。挑戦者の篠塚は3月のKrushで林湧太、7月のK-1両国大会で佑典に2連続KO勝利中。Krushタイトル挑戦は今回が2度目で、2021年12月に当時の王者・新美貴士に挑戦するもKOで敗れている。

 会見では篠塚が「挑戦は2回目なので負けられない。クルクル回ってるコイツをぶっ倒してベルトを獲るだけ。印象はウンコ頭」と言い放つと、森坂は苦笑しつつも「気持ちとお腹は弱い印象。気持ちでは負けないので打ち合って盛り上げて勝つ」と応戦し、「防衛できなければ引退と決めている」と決意を表明。

 また森坂が「彼が他団体にいた時代、個人的に仲良くなりたいと思っていた」と明かすと、篠塚は「Krushに来てからも何も意識したことはないし、一緒に飲む気もないし、一緒に遊ぶ気もありません」と突き放す場面もあった。


 対する悠斗はキックボクシングでプロデビューした後、ボクシングに転向し第42代日本ライトフライ級王座を獲得。その後、再びキックに戻ってムエタイの王座を獲得。今年7月の後楽園大会でKrushに初参戦すると松葉斗哉をわずか10秒、パンチ一発でKOしてみせた。今回はそのインパクトを買われての挑戦決定だ。

 会見では悠斗が2〜3年前に大鹿と練習をともにしたことを明かした上で、「Krushは倒しにいく競技と聞いている。自分は真っ向勝負で負けたことはないし、無敗のチャンピオンとやれるのは楽しみ。しっかり倒して勝つ」と前戦に続くKOでの王座奪取を宣言。

 対する王者・大鹿は「悠斗のパンチは自分には届かない。初防衛してからがチャンピオンだと思っているので、しっかり勝って世界と戦いたい」と、年齢・戦績ともに上の相手にも臆することなく防衛を誓った。

 また、同大会では第5代王者・壽美が引退したことで空位となったKrush女子フライ級の新王者を決定するトーナメントが開幕。準決勝として真優vs池内紀子、鈴木万李弥vs麻央の2試合が決定した。

 真優は2021年4月、第5代王座決定トーナメント決勝で壽美に敗れており、王座獲りは2度目のチャンス。池内紀子は名門POWER OF DREAM初の女子選手としてデビューし、ここまで5戦全勝。無敗のまま王座を目指す。鈴木はキック・MMAの二刀流ファイターとして活躍後、2022年3月からK-1 GROUPに参戦。昨年からはクロスポイント吉祥寺に移籍している。麻央は昨年12月にKrush初参戦。ここまで9戦7勝2敗と好成績を残している。

 エントリー選手同士の戦績は、鈴木が真優に勝利。池内は麻央に勝利。麻央は真優に勝利し、池内には黒星。そして真優は鈴木と麻央に敗れるなど、入り組んでいる。今回の2試合はともに初対戦だ。

 4人が揃って登壇すると、麻央は「2試合ともKOで勝ちたい。他の3人には全てが優っているので、負けることはない」と自信のコメント。鈴木は「デビューして初めてベルトを狙えるチャンス。パワーでは一番という自信がある」。池内は「スタミナと気持ちは誰よりも優っているが、もっといろんなものを見せられるように」と気を引き締めると、真優は「2年前に壽美選手に負けてからどん底も味わってきた。一番ベルトをキラキラさせられるのは真優しかおらん」とベルトへの思いを語った。

 この2試合を勝ち上がった2選手による王座決定戦は、2024年一発目となる1月の後楽園大会(日程は後日発表)で行われる予定だ。

 宮田充氏がKrushプロデューサーに復帰して、本格的にマッチメイクする最初の大会となる「Krush.154」。それぞれに色の違うタイトルマッチ2試合と女子王座決定トーナメント準決勝は、どんな展開となるのか? 王座を巡っての激闘に期待!
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