――前回のイリアス・ブライド戦は判定勝利という結果でしたが、ゲーオ選手にとってはどんな試合でしたか？

「試合内容に関しては3Rが終わった時点で勝ったなと思いました。実際にブライド選手と戦ってみて自分の方がレベルの上だなと思いました」

――今年はヨーロッパの選手と試合が続いていますが、ゲーオ選手の中でフィジカル・体格的に優れている選手の攻略法はあるのでしょうか？

「特に身体が大きい相手にはこれという戦い方があるわけではありません。相手によって対策があり、その対策通りに戦っています。例えば相手が距離を潰して戦いたいのであれば、こちらはそれに合わせて対策を練って戦うという感じですね」

――そして今回は世界最強決定トーナメントとして1日3試合の過酷なワンデートーナメントを戦うことになりました。

「基本的なトレーニング内容は変わりません。ただし試合時間が長くなるので、スタミナ切れを起こさないように、体力をつける練習を多くするつもりです」

――1回戦で対戦するHIROYA選手にはどんな印象を持っていますか？

「パンチも重いし、蹴りもいい選手だと思います。ただ自分と戦うことについては特に問題がない相手だと思っています」

――HIROYA選手はタイに留学していたこともあり、現在もタイのトレーナーに指導を受けています。色々と対策を練られるのではないかという不安はないですか？

「HIROYA選手がどんな対策を練ってくるか、そこに興味はないです。ただ、彼が練ってきた対策でより試合が面白くなるのであれば、私は大歓迎です」

――ゲーオ選手は王者としてトーナメント優勝を目指す立場です。トーナメントでも優勝して自分がK-1-65kgで最強だということを証明したいですか？

「もちろんです。そのつもりでトーナメントに出ます。私はK-1-65kgのチャンピオンとして、自分の強さを見せることが王者の責務だと思っています。すべてのテクニックを駆使して勝ち続けたいと思います」

――ゲーオ選手は初防衛戦の前に「自分の力でK-1を大きくしたい」と言ってましたが、今もその気持ちは変わらないですか？

「はい。K-1を盛り上げたいという気持ちは今も変わりません。私とK-1を応援してくれている人たちには、変わらず、そして今以上にK-1と私を応援してほしいと思います」