ニュース
[ニュース]2016.5.10
7・18「Krusn.67」二度とリングに立てなくする!女子王者KANAが非情な破壊通告!ラストチャンスに燃える挑戦者グレイシャア「おばさんがタイトルを獲る」
    
 5月10日(火)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて、7月18日(月・祝)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.67」の第1弾対戦カードが発表された。
 4・10「Krush.65」での第2代女子王座決定戦で紅絹に勝利し、キャリア4戦目でベルトを巻いた王者KANA。初防衛戦では元・女子キック3冠王、そして紅絹の先輩にあたるグレイシャア亜紀の挑戦を受けることになった。

 若き王者KANA×ベテランのグレイシャアという図式のタイトルマッチは、記者会見でも両者が激しく火花を散らした。

 女子キックの強豪グレイシャアを迎えての初防衛戦となるKANAは「タイトルを獲って3カ月で初防衛戦をやらせてもらうことになりました。自分はチャンピオンになってからが本当スタートだと思うので、Krushのチャンピオンらしい激しい最高の試合をしてぶっ倒したいと思います」とKO防衛を予告。

 グレイシャアの印象を聞くと「あまり見たことがないんですけど前時代の選手という印象です。今はKANAの時代なんで問題なく倒せると思います」と大胆不敵に世代交代を宣言した。

 一方、2014年12月に初代王者・朱里の持つベルトに挑戦して以来のKrush参戦となるグレイシャアは「今回は2度目のチャレンジになります。KANA選手は若くて試合経験は少ないですが、冷静で良いファイターだと思っています。自分がベテランということは気にせず、チャレンジャーとして気を引き締めて向かっていきたいと思います」とあくまで挑戦者としての姿勢を崩さず。

 4月の王座決定戦を紅絹のセコンドとして見ていた経験を踏まえ「あの一発(※3RにKANAがダウンを奪った左ハイキック)さえなければという気持ちもありますけど、KANA選手は研究熱心ということなので、前回とは違うスタイルになるかもしれないと思っています。そこはリングの上でしか分からないことなので、これまでの経験を活かして戦いたいと思います」と冷静に分析する。

 しかし今回のKrush女子王座挑戦については「私は今年38歳ですが、Krushさんがラブコールをかけてくれました。私自身、年齢的なこともあるし、若い選手が育っているので、精一杯動けるのは今年いっぱい。今年でラストにしようと思っています。ベルトを獲りに行く気持ちをぶつけてベルトを腰に巻きたいと思っています」とラストチャンスだと位置づけている。

 Krushのベルトへの並々ならぬ想いを打ち明けるグレイシャアだったが、KANAは「今年がラストだからと言っても、私は何も想い入れはないんで、思いっきりぶっ倒して二度とリングに立てないくらい壊してやろうかなと思います」と非情に言い放つ。

 これにはグレイシャアも「若いですよね。勢いがある選手はメンタルも強いだろうし、まあそんなもんですよね」と苦笑いを浮かべつつ「私は私でそれなりの対応で戦うつもりです」と受け流した。

 会見の最後も両者は「さっきも言ったようにもうKANAの時代です。誰が見ても強くなったと思わせる試合をするので期待してください」(KANA)、「若いチャンピオンからおばさんがタイトルを獲る姿を見に来ていただけたらと思います」(グレイシャア)と譲らず。

 最初から最後まで強気なコメントを連発した王者KANAと静かにベルトへの想いを語った挑戦者グレイシャア。今回の女子タイトルマッチもお互いの意地と意地がぶつかる激戦になりそうだ。
トップページへ戻る