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[ニュース]2015.11.27
12・4「Krush.61」闘士、俺が山本真弘に引導を渡す!「俺はずっとKrushで修羅場をくぐってきた。Krushはそんな甘いもんじゃねえよと教えてやりたい」
    
 12月4日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.61」の[スーパーファイト/Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R]で山本真弘と対戦する闘士のインタビューを公開!
――今年は1月からK-1で試合が続いてましたが、K-1での2試合を振り返ってみていかがでしたか?

「正月から韓国のチャンピオンとやって、ダウンをとって勝って。その結果のおかげで、7月にもにK-1に出させてもらって、相手は卜部(弘嵩)選手で、普通にいい感じに戦えたと思います。結果は負けですけど、感触のある試合が出来たんで。何て言うんですかね…自分に対して『もしかしたらアイツ倒せたんじゃねぇのかな?』と思える感覚が残ってるんですよね。負けは負けなんですけど、その負けた悔しさよりも『まだ俺って強くなれんじゃねぇのかな?』とプラスに考えることが出来た半年だったと思います」

――弘嵩選手と戦ったことで、成長できた・強くなれたという手応えはありますか?

「そうっすね。やっぱホント変な話、チャンピオンと戦うこと自体が初めての経験だったんで、チャンピオンと戦うにはどうすればいいのか。それを丸2カ月間、必死にやりました。会見では“闘士ザップ”なんて言ってたけど(笑)、ホントに50日以上、自分でしっかりアスリートとして設計を立ててやりました。そこで繋がりがある色んなチャンピオンたちとスパーしたり、フィジカルで追い込んだり、走り込んだり…すべて今までやってきたことと全く違うことを2カ月間やり続けましたね」

――闘士選手にとってK-1という舞台が自分をもう1段階レベルアップさせるきっかけになったんですね。

「変な話、昨年のWILDRUSHに出てた自分と今の自分が戦ったら、1Rで余裕で倒せると思いますね」
――K-1での戦いぶりが評価されて、今回の山本真弘戦が決まりました。真弘選手のことはどういった目で見ていましたか?

「実は初めて嫁と格闘技を観に行ったのが2008年11月のKrushの一発目なんですよ。あの大会はセミで真弘選手がAKIRA選手と戦ったんですけど、真弘選手の動きがあまりにも速すぎて『なんだ、コイツは!? やべえな』と嫁と話して。その時に嫁から『いつか、このリングでこの人たちと戦えたらいいね』と冗談半分で言われて、俺はまだアマチュアだったけど『やってやんねぇとな!』って言いました。だからちょうど7年越しですよ。戦う舞台も同じでKrushのリングっていう。それが実現したのは自分がやってきたことへの評価もあるだろうし、あんな強い人間とやれるっていう嬉しさもあります。

 でもそれは一つ置いておいて、正直、真弘戦が決まった瞬間に『俺の方が全然強いから』と。その感覚の方が強かったんですよね。真弘選手は“スピードスター”なんて言われているけど、今の俺の方が速いし。全然俺の攻撃をかわされるなんて、これっぽっちも思っていない。だからもう“元スピードスター”って言ってもらいたいですよね」


――プロのキャリアでは真弘選手の方がかなり上ですが、実は闘士選手と真弘選手は同い年なんですよね。

「そうなんですよ。どっちも今年32歳。だから勝手に俺が思っているんですけどこれも何かの縁かなって。今、Krushでも若手がガンガン来てるじゃないですか。そういう20代前半の選手たちが試合してる中、32歳の元スピードスターと現スピードスターが戦う。正直、盛り上がるんじゃないんですかね」

――闘士選手もずっとKrushで厳しい相手や強い相手と戦ってきました。そういった経験や積み重ねてきたものは、真弘選手の実績・キャリアにも負けていないと思いますか?

「そうですね。確か真弘選手がKrushに復帰してから4勝3敗1引き分けなんですよ。まぁ、俺も成績が良い方じゃないかもしれないけど…一度、真弘選手がKrushを抜けて、他のところでやっている間、俺はずっとKrushで色んな選手と戦って、色んな荒波に飲み込まれそうになったり、逆境から巻き返したり、明らかに俺の方が修羅場をくぐってきたと思います。だから『Krushはそんな甘いもんじゃねぇよ』っていうことを逆に俺が教えてやりたいですね」
――スピードだけでなく色んな面で自分の方が上だということを見せたいですか?

「はっきり『闘士の方が上だ!』というのを見せつけることが出来ると思いますよ。逆に最近の真弘選手は、なんのために生き残ってるのか? 本当に勝つ気あるのか?って思う試合ばっかりなんですよ。もし自分の道を迷ってるような、引退するしないとかモヤモヤ考えているようだったら、俺が12月4日に真弘選手の格闘技人生を終わらせたいですね。そのくらいの気持ちです」

――Krushのタイトル挑戦者やK-1再出撃など色々な可能性があると思いますが、闘士選手はどんなことを考えていますか?

「正直、今の若い子たちがベルトが欲しいと思うのとは違って、俺も32歳になってベルトよりも『この選手の試合を見たい』と思われる試合をしたいっすね。今『新K-1伝説』でK-1やKrushの試合が地上波で見られるようになったけど、それってただうれしいだけじゃダメなんですよ。地上波に出るということは、それだけ見る人も増えるし、応援してくれる人も増える。だったらまずはそういう人たちがのめり込むような試合をすることが先でしょう。それを考えたら、俺はベルトを獲ることより、見ている人たちを魅了する試合をしたい。俺は自分が進む道で、そういう試合をしていきたいって考えるようになりましたね。だから俺はベルトうんぬんじゃなくて、リングの上で戦いたい。ただそれだけっす」
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