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[ニュース]2016.5.31
6・12「Krush.66」上羽優希、-53kg初代王座決定トーナメント決勝へ向けて気迫十分のスパーリングを公開!「武居選手を倒すパターンは幾つか用意した」
    
 5月31日(火)神奈川・西横浜のTSK japanにて、6月12日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.66」の[-53kg初代王座決定トーナメント決勝戦/3分3R延長1R]で武居由樹と対戦する上羽優希が公開練習を行った。

 -53kg初代王座決定トーナメント決勝戦で武居由樹と対戦する上羽。公開練習としミット打ち→マススパーリング→ヘッドギア着用の相手とスパーリングの3つを立て続けに行った。

「公開練習ということで、ちょっと力んでしまいました」と苦笑いの上羽だったが、ミット打ちでは気迫のこもったパンチと蹴りを次々と披露。同門の林敬明とのマススパーリングではプロテクター越しに強烈なボディブローを叩き込み、相手を変えた三本目のスパーリングではヘッドギアを吹き飛ばさんばかりのフックを叩き込んでいった。

 4・10「Krush.65」でのトーナメント準決勝は対戦相手の計量オーバーによる失格で不戦勝となったが、継続して練習を続けてきたという上羽。試合間隔が空いたことへの不安こそあるものの「その分、武居選手のことを考えながら、試合を想定して練習してきた。調整はばっちりです」と自信をみならぎらせる。

 対戦相手の武居については「何でもできる。上下に攻撃を散らすし、パンチも蹴りも上手い」と分析したうえで「相手がどういう攻撃を出してくるかを想定して、それにどんな攻撃を合わせるか。何が当たるかを想定しながらやっています」と入念に対策を練ってきた。

 すでに武居を倒すパターンを幾つか準備し、上羽は「これが当たれば倒れるだろうなというものがいくつかあるし、仮にそれが当たって起き上がって来るかどうかまで想定してやっています」。この日、ミットを持ったTSK japanの勝山会長も「今までで一番仕上がっている。パワーもついてきたし、ここ!という技のパターンも何個かあるので、あとは試合までにその精度をあげていくだけです」と上羽の仕上がりに太鼓判を押した。

 -53kg初代王座決定トーナメント出場に向けて「引退をかけてベルトを獲りに行く」と語っていた上羽だが、その覚悟は試合が目前に迫っても変わらない。

「自分はもともと30歳でキックをやめるつもりだったけど、こうしてKrushでチャンスをもらいました。Krushのベルトは本当に大きいものだし、ここまで続けてきたら、絶対にこのベルトは獲りたい。Krushのベルトを獲るという決意や覚悟は今も変わりません。先のことは一切考えていないし、今はKrushのベルトのこと以外は何も考えていません。自分は引退をかけているので、全力でベルト獲りに行きます」

 今大会はすでに前売りチケットがソールドアウトし、超満員の観客の前でベルトを争うことになる。「僕のこともテレビ東京『新K-1伝説』で紹介されて、周りからも反響が大きかった」という上羽は「今Krushは本当に人気があるイベントで、そこでタイトルマッチが出来ることがうれしい。これだけ注目される舞台で戦えることはうれしいことなので、気合いも入るし、燃えています」と胸をたかぶらせている。

「Krushはレベルが高くて、下でやっている選手もみんな強いし、面白い選手もたくさんいます。だからこそタイトルマッチでつまらない試合は絶対にしたくないし、6月12日に一番面白い試合が出来るように全力を尽くしたい。-53kgはKrushで一番軽い階級だけど、一番激しくて熱い試合を見せたいと思います」。

 最後は改めて階級を超えた激戦を見せるとファンに誓った上羽。格闘技人生をかけた一世一代の大一番でベルトを勝ち獲ることが出来るか?
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