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[ニュース]2015.12.2
1・17「Krush.62」第4代Krush-63kg王座決定トーナメント組み合わせ決定!開幕戦は眞暢×南野卓幸、 佐々木大蔵×東本央貴、泰斗×早坂太郎、原田ヨシキ×平本蓮
    
 12月2日(水)東京・大久保のK-1ジム総本部にて、来年1月17日(日)東京・後楽園ホール「Krush.62」から開幕する第4代Krush-63kg王座決定トーナメントの組み合わせが発表された。
 空位になっているKrush-63kgの新たな王者を決める第4代Krush-63kg王座決定トーナメントがいよいよ来年1月から開幕。トーナメントは1・17「Krush.62」で開幕戦=1回戦4試合が行われ、1回戦を勝ち上がった4選手が3・20後楽園大会で激突。そして6・12後楽園大会で決勝戦=第4代王座決定戦というスケジュールになっている。この日の会見ではトーナメントの組み合わせが発表され、カード順に選手たちが登場し、意気込みを語った。

 1回戦・Bブロックとして発表されたのは眞暢×南野卓幸。今回が初対戦となる顔合わせで、互いにパンチ主体のアグレッシブなファイトスタイルとあって、激しい打ち合いが期待される一戦だ。

南野卓幸
「Krushのベルトを獲るために大阪から東京に上京してきました。このチャンスをしっかりものにして、ベルトを掴み取りたいと思います。トーナメントには同門の平本蓮もいるし、こんなところで負けられないので、ちゃちゃっと勝って決勝まで勝ち上がります。

 眞暢選手と早坂選手の試合を会場で見たんですけど、その時にこの選手とやりたいと思ったんで、試合が決まって楽しみです。(眞暢と戦いたかった理由は?)パンチがあって、自分はパンチがある選手とやって倒したかったんで、眞暢選手と戦いたかったです。(他に気になる選手は?)決勝では平本とやってバチバチに打ち合って、ベルトを獲りたいです。あと早坂(太郎)選手には名古屋大会で負けているんで、しばきたいと思います」

眞暢
「-63kgは前チャンピオン(山崎秀晃)がすごく強かったので、このトーナメントは優勝以上に内容が問われると思います。ファンを納得させる内容のトーナメントにしなきゃいけないし、全試合KOで優勝しないといけない。それが出来るのは自分だけだと思っているし、この8人の中で一番のクラッシャーは自分なんで、自分が全試合KOで優勝します。11月から続いての試合なんで、トーナメントというよりも全部KOで勝つつもりです。

(南野の印象は?)顔が怖くてヒールっぽいんで、自分が倒してスターになろうかなと思います。初代王者(梶原龍児)の弟子2人が決勝で戦うのが面白いドラマかもしれませんが、それを全部ぶっ壊して、僕は自分のドラマを作ってみせたいと思います。(他に気になる選手は?)過去に戦った選手が3人いるんで、準決勝か決勝でやれればいいなと思います。早坂選手には勝ったけど倒されているし、泰斗選手には負けている。原田(ヨシキ)選手は僕に負けたあと『納得いかない』と言っていたんで、次やる時はしっかり倒したいです」

 同じBブロックのもう1試合は佐々木大蔵×東本央貴。両者は2012年のKrush YOUTH GP準決勝で対戦しており、この時は東本が佐々木を下して決勝進出を果たしている。

東本央貴
「まずトーナメントに出場させていただくことになり、宮田(充プロデューサー)さんにお礼を言いたいと思います。Krush-63kgのチャンピオンは過去3人がすごく強い人で、それに匹敵するくらいのインパクトを残さなあかんなと思います。自分はワンマッチよりもトーナメントの方が気合いが入るんで楽しみです。気負わずにいつも通りにやるのが自分のスタイルなんで、いつも通りやればいいかなと思います。

(佐々木の印象は?)特に何とも思ってないですけど、何回やっても一緒やぞ、と。"眠れるドラゴン"(佐々木のキャッチコピー)にはいつまでも眠ってもらいます。(他に気になる選手は?)泰斗君ともう一回やりたいです(2013年1月の代々木大会で対戦、東本が判定勝ち)。2人でレベルが高い試合を見せてどっちが勝つかやりたいです」

佐々木大蔵
「第4代Krush-63kg王者になる佐々木大蔵です。あと半年でそう呼ばれるようになると思うとワクワクします。東本選手には一度負けているんでリベンジして、準決勝・決勝と進化して、強い第4代-63kg王者になりたいと思います。(東本の印象は?)そんなに強いとは思わなかったけど、判定で負けになってしまいました。あの時は決勝に(卜部)功也が勝ち上がっていたので、功也とやりたかったけど、それを実現することが出来ませんでした。

(東本のコメントについて)KOで仕留めれば黙ると思うので、KOで倒そうと思います。別にどうも思わないけど、その言葉を後悔させます。(他に気になる選手は?)泰斗選手です。直接的には関係ないのですが、自分の弟が一度負けているんでリベンジを果たしたい」

 1回戦・Aブロックでは泰斗と早坂太郎が対戦。開幕戦で名古屋在住の両者による"名古屋対決"が実現することになった。

早坂太郎
「愛を知る県、愛知県の早坂太郎です。11月のKrushで眞暢選手にKOされて、僕の恐怖心は死にました。僕は毎試合毎試合めちゃめちゃ試合が怖くて、それが練習にも出ていました。それで今までの試合では自分を出せなかった部分があります。そんな今までの早坂太郎は前回の試合で死んだと思っているので、次は新しい早坂太郎でぶち壊していきたいです。このトーナメントをひっかきまわして優勝しようと思います。

(泰斗の印象は?)僕がデビューする前からプロの一線から活躍されている選手で、僕が食ってやろうかなと思います。(他に気になる選手は?)佐々木大蔵選手と眞暢選手にKO負けしているので、この2人ですね。2人とも泰斗選手とやりたいと言っていますが、僕が泰斗選手に勝つのでそれは実現しません。逆に僕がどちらか(佐々木、眞暢)とやりたいです」

泰斗
「前回-65kgのベルトに挑戦してタイトルに届かなくて、会長と『-63kg落ちるか?』という話をしていました。その時にこういう話が来て、今年ベルトを獲れなかった分、来年は絶対にベルトを獲ったると思っています。(タイトルマッチを振り返って)地元でタイトルマッチをやれたのに、絶対に獲らなきゃいけないベルトを逃してしまったなと思いました。あれから少し無気力になってしまったのですが、またこうやって階級を-63kgに戻して、初心に帰るではないですけど、ベルトへの想いは変わりません。絶対にKrushのベルトを巻きたいと思っているんで、必ず僕がベルトを巻きたいです。

(早坂の印象は?)蹴りの選手で、サウスポーの(佐藤)嘉洋さんというイメージです。いきなり名古屋対決かと思ってびっくりしましたが、そう思っていても話にならない。やるとは思っていなかったけど、もし試合をやることになったらこう戦うなというのは考えていました。(他に気になる選手は?)意識しているのは平本選手です。個人的にやりたいのは東本選手です。前に試合をした時にはまぶたも切れて、鼻にもヒビが入りました。リベンジするためにも決勝まで勝ち進みたいと思います。あと佐々木選手は僕のジムの選手が戦っているんで、その気持ちに応えたいと思います」

 そして1回戦・Aブロックでは原田ヨシキ×平本蓮が決定。Krush初参戦となる"新生K-1の申し子"平本と総合格闘技出身の原田による異色対決と言ってもいい顔合わせだ。

平本蓮
「K-1から来た平本蓮です。このトーナメントの開催が発表されて、他の選手に譲るくらいなら、僕がKrush-63kgのベルトを巻いた方がいいと思って出場を決めました。他の選手とはレベルも違うと思うし、全試合KOで圧倒的に優勝します。僕はずっとK-1で試合をしてきましたが、チャンピオンになってKrushも盛り上げるつもりです。歴代のチャンピオンを含めて、もっと(Krushのチャンピオンは)輝けるんだぞということを見せたいと思います。半年後に僕がベルトを巻いている姿が想像できるので、楽しみにしてください。

 Krush-63kgのベルトは師匠の(梶原)龍児さんが巻いたベルトなんで絶対に獲りたいと思いました。試合的には僕の方が龍児さんより面白い試合が出来ると思うので、これは龍児さんへの挑戦でもあります。しっかり見ておいてください。また龍児さんからは僕と(南野)卓幸君の2人で決勝をやってほしいと言われたので、そこを必ず叶えたいと思います。僕が龍児さんを泣かせます(笑)。

(総合出身の選手と戦うことについては?)特にないです。とにかくKOするので楽しみにしてください。僕はK-1でやってきて、今回がKrush初参戦となりましたが、これからKrushに参戦して新しいものを作りたいと思っています。今まで僕にはなかったKrushを自分に取り込んで、Krushを自分の色に染めたいと思います。(他に気になる選手は?)K-1ジム総本部で卓幸君と(佐々木)大蔵君とも仲良くさせてもらっているんで、この3人で誰が一番第4代王者に相応しいかを決めたいと思います」

原田ヨシキ
「自分は刺激を求めてやってきたんで、刺激のあるやつとやりたいです。Krushの-63kgは伝統があるベルトらしいですが、そんな伝統は関係ないです。そういうものをぶっ壊して俺がベルトを巻きたいと思います。だから他の選手は総合格闘家の僕を必死に潰しにきてください。(平本の印象は?)実は平本選手が一番やりたくない相手でした。それは相手として嫌だからじゃなくて、高校生で"新生K-1の申し子"と呼ばれている若い芽を摘みたくなかったから。そういう意味で言いました。(他に気になる選手は?)唯一Krushで黒星をつけられたのが眞暢選手で、延長かと思ったら負けだったんで白黒はっきりつけたいです」

 出場選手がそれぞれ火花を散らし、ベルトへの想いを語った組み合わせ発表会見。このトーナメントを勝ち抜いて、伝統の-63kg王座に就くのは誰だ!?
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