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[ニュース]2016.6.1
第4代-60kg王者・卜部弘嵩が6月1日付けで王座を返上「ベルトを返上してからも変わらず世界最強を証明するために戦っていきたい」
    
 6月1日(水)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、第4代-60kg王者・卜部弘嵩の王座返上が発表された。
 弘嵩は2011年に初代王座を獲得。一度はベルトを失ったものの、2014年11月に王座返り咲きを果たし、第4代王者として2度の防衛に成功している。昨年9月に2度目の防衛を果たした後は、第2代K-1 WORLD GP-60kg王者となり、現在はK-1を主戦場に活躍。6・24代々木での小宮山工介戦、さらに9月には-60kg世界最強決定トーナメントへの出場を控えており、Krush王者としての防衛期限=1年というリミットを過ぎてしまうため、Krushと弘嵩が所属するK-1ジム・チームドラゴンで協議した末、6月1日付けで王座を返上する運びとなった。

 会見で弘嵩は「僕はKrushの旗揚げ戦からずっと出ていて、トーナメントで初代を獲って、長くベルトを持ってやって来れたなと思います。そういうベルトを手放すことになって残念な気持ちもあります。でも僕はKrushでチャンピオンでいたころからずっと世界最強を証明すると言って戦ってきました。ベルトを返上してからも変わらず世界最強を証明するためにた戦っていきたい」と挨拶。

 初代・第4代王者として合計5度の防衛に成功している弘嵩は「初代王座決定トーナメントから数えると、合計3試合やった石川(直生)さんとの試合が一番印象に残っています。また結果的に試合は流れてしまいましたが、大月(晴明)さんと横に並んで会見できたことは思い出深いです」と過去の戦いを振り返った。

 会見に同席した宮田充Krushプロデューサーは、今後のタイトル戦線について「-60kgは歴史あるベルトですし、狙っている選手や相応しい選手もいます。すでに6〜8月大会のカードは決まっているので、9〜12月のどこかで上位選手による王座決定トーナメントをスタートすることになると思います。K-1で-60kgを争った選手たちもいるし、個人的には8選手でやっても面白いかなと思います」と8人制の王座決定トーナメント開催を示唆。弘嵩は「Krushという名の通り“倒す”試合をする選手にチャンピオンになって欲しい。僕はずっとその気持ちでやってきたし、その気持ちを持った選手たちで王座を決めるのが相応しいと思います」と語っている。

 Krush旗揚げ当初から戦い続け、-60kgに一時代を築いた弘嵩。「数年前に僕が初代王者だった時に、他団体でベルトを巻いていたのが小宮山選手で、一度、対戦要求をされたことがあります。僕がベルトを返上した次の試合で小宮山選手と戦うことになって、その時からの縁を感じます。僕はKrushのベルトは返上しますが、Krushで戦ってきた気持ちをしっかり見せます」と目前に迫った小宮山戦への想いを語ると「今、僕は2連敗中ですが必ず復活した姿を見せたいと思います。これからK-1王者としてもっともっと上に行きます」とK-1王者としてファンにメッセージを送った。
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