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[ニュース]2016.6.2
6・12「Krush.66」平本蓮、第4代-63kg王座決定トーナメント決勝戦では“怖さ”を見せる!「お客さんが引いちゃうような試合をします」
    
 6月2日(木)東京・大久保のK-1ジム総本部にて、6月12日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.66」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R]で佐々木大蔵と対戦するK-1甲子園2014王者・平本蓮が公開練習を行った。

 トーナメント1回戦では総合格闘家の原田ヨシキをKOし、準決勝では実力者・泰斗に判定勝利して、決勝まで駒を進めた平本。大会まであと10日となり、今が追い込みの最終ピークの時期だが「今回は今までにないくらい力がみなぎっています。いつも絶好調で試合を迎えられるのですが、今回は身体の底から力がみなぎっている感じですね」と力強く語る。

「僕が考えるチャンピオン像はいかなる時も圧倒的な強さを見せるもの」という平本は、この3カ月間で基礎的な練習をしっかりとやり込み「そのおかげでパンチも蹴りもよくなってきました。今までで一番完成度が高い試合が出来ると思います」という状態にまで仕上がった。

「体調的にもモチベーション的にも全て揃って、パーフェクトに仕上がっています」。その言葉通り、平本の肩周りと背中の筋肉は今まで以上に分厚くなり、梶原龍児トレーナーと行った2分1Rのボクシング形式のミット打ちでも一発一発パワフルなパンチを披露。

 試合用のグローブでミットを受けた梶原トレーナーも「これは絶対に効くよ」と平本の攻撃力に舌を巻き、平本自身も「僕は試合を見てくれた人たちから『感動した!』と言われることが多いけど、今回はチャンピオンとして怖さを見せたい。いい意味でお客さんが引いちゃうような試合をします」と今回は“強さ”ではなく“怖さ”を見せるつもりだ。

 ジュニア・キッズ時代から強豪選手として知られ、2014年にはK-1甲子園も制覇。デビュー当初から周囲の期待やプレッシャーを背負ってきた平本は、両親、ファン、そして師匠でもある梶原にベルトという形で恩返しをしたいという。

「Krush-63kgのベルトを最初に巻いたのが龍児さんで、僕は総本部に入ってまだ2年目なんですけど、龍児さんに恩返しできたらいいなと思います。また僕はお父さんとお母さんに迷惑かけているので、そこも内容と結果で恩返ししたいです。

 僕も色々な試合をどんどんやってきて、試合中は怖いんですけど応援してくれる人を見るとホッとして安心できるんですよね。だからファンのみなさんや応援してくれる人たち全員に恩返しをしたいです。僕はここが終わりじゃないですが、まずはここで一度みなさんに感動を与えたいです」

 もちろん平本自身、ここでベルトを巻いて満足することはない。平本はKrush-63kgのベルトと共に目指すものはさらに高い場所にある。

「僕は2014年にK-1甲子園で優勝してK-1やKrushへの道が開けました。今回もKrushのベルトを獲って新しい格闘技人生のスタートにしたいです。僕はまだまだ幼くて未熟な部分があるけど、心身ともにチャンピオンになりたいです。また僕は4〜5年前、試合を見ている側の子供だったのですが、そうやって今頑張っている子供たちの光になりたいです。

 僕がベルトを獲って見据える先は、Krushでチャンピオンになって、K-1でもチャンピオンになって、ラスベガスのMGMの満員の会場でメインイベントをやること。その第一歩として超満員のKrushの後楽園ホールのメインで最高のスタートを切りたいです。6月12日はKrush-63kg王者・平本蓮がスタートする大事な日です」

 最初から最後まで自信に満ち溢れた言葉を続けた平本は「きっと試合を見てもらえれば、僕がここまで自信を持っている理由が分かると思いますよ」とニヤリ。「ここで僕が必ず勝って、第4代Krush-王者を平本蓮にしなきゃいけない」と改めて自分がKrushのベルトを巻く使命があると言い切った。
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