ニュース
[ニュース]2016.6.6
6・12「Krush.66」塚越仁志、Krushのベルトへの想いは誰にも譲れない!「今は自分がどうなっても構わないのでベルトを獲りたいという想いです」
    
 6月12日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.66」の[Krush -67kg次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R]で平山迅と対戦する塚越仁志のインタビューを公開!

――当初-67kg Fightとして発表されていた試合が挑戦者決定戦に変更されました。最初にこの話を聞いた時の心境はいかがでしたか?

「単純に嬉しかったですね。まさかこうなると思っていなかったので。僕は去年の11月に挑戦者決定戦で渡部(太基)選手に負けたばかりだったので、ビックリしましたね」

――渡部選手との試合に敗れたあとはどのような心境で過ごしていたのですか?

「あの時点で本当にやるだけのことをやって、ああいう結果になったんですけど、内容的には“出来ることはやった”と思っていて。正直、あの試合で掴んだ部分もあったので、結果は残念でしたけど、悲観的にはならなかったですね。思ったよりも」

――自分が強くなっているという手応えを感じたのですか?

「はい。それは大宮司(進)さんにも言われました。練習で続けていることが試合で出ているという実感があった試合だったので、収穫はあったと思います」

――そして今回は平山選手との試合が決まりました。平山選手と戦うかもしれないという予感はありましたか?

「ありました。しかも僕と同じ対戦相手とやっていたりするので意識していたんですよ。しかも僕よりも良い勝ち方をしていたりもするので、いつかやるんじゃないかなと思っていました」

――改めてファイターとしてはどんな印象がありますか?

「やっぱりパンチが得意で、本人も言っているように魔娑斗さんをすごく尊敬していて、魔裟斗さんが得意だった左フックもすごい練習してるんだろうなと思います」

――記者会見では平山選手本人も「自分の試合は倒すか、倒されるか。KO決着しかない」と話していましたが、塚越選手はどんな試合になるとイメージされてますか?

「平山選手はそこに凄く重きを置いてるみたいなんですけど、僕はとにかく自分のやることをやる。まずは結果が最優先で、試合が盛り上がるというのは後からついてくるものだと思います。それに僕が一生懸命やれば、絶対にそうなる(盛り上がる)というのは今までの試合で体感しているんで、とにかく僕は勝つことを第一優先に置いて試合をするだけですね」

――前回の試合と比べて『塚越は強くなったな』と思われる試合を見せたいですか?

「そうですね。ずっとそういう練習をしていますし、まだ完成とは言わないですが、動きの精度は上がっていると思うので、それを6月12日にお見せ出来たらなと思ってます」

――記者会見では渡部選手に対する想い入れを語る場面もありましたが、改めて塚越選手にとってチャンピオンはどんな存在ですか?

「う〜ん……渡部選手は4月にK-1でうちの山崎(陽一)と対戦して負けたじゃないですか。あの時、正直に言うと『負けるなよ!』って思いました。もちろん山崎に勝ってほしいという気持ちで見ていましたけど、いざ試合が終わった時にそういう感情も込み上げて来て。どういう顔をしていいか分からなくて帰っちゃいました(苦笑)」

――自分以外に負けるなよ!と思ったのですか?

「そうですね。一度負けている自分が言うのも変ですが、僕は『次は自分が挑戦する!』と心に決めていたので。だからそれまでは絶対誰にも負けるなよって思いましたね。やっぱり僕が考えるKrushのチャンピオンはそうじゃないと言うか、そういう意味でも僕がKrushのチャンピオンになって絶対王者じゃないですけど、そういうチャンピオンを目指していきたいと思いました」

――これまで塚越選手は様々な階級でKrushのベルトに絡む戦いをやってきましたが、まだ一度もベルトを巻いたことがありません。今回はどんな心境で試合に臨むのでしょうか?

「みんなベルトを獲れなかった選手は悔しい想いをしてると思いますけど、それ以上に僕は悔しさを感じてきたと思います。だから…(しばらく言葉を考えて)ベルトを手にしたいという想い入れはすごくありますね」

――簡単に「ベルトを獲りたい」や「チャンピオンになりたい」と言うことも嫌なくらい、想い入れが強いですか?

「そうですね。自分がどうなっても構わないのでベルトを獲りたいという想いですね、今は」

――塚越選手がベルトを巻く姿を楽しみにしている人たちもたくさんいると思います。そういった人たちにどんな自分を見せたいですか?

「試合当日は今までやってきたことをすべて出す、ではないですけど、平山選手に勝たないことにはベルトを持っている渡部選手には辿りつきません。僕のベルトへの気持ちを大切に見ていただけたらと思います」