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[ニュース]2016.6.7
渡部太基、城戸康裕を倒してK-1-70kgの主役になる!「城戸選手は日本で一番強いと思う。毎日どうやったら倒せるか?を考えて過ごしている」
    
 6月7日(火)東京・三ノ輪のGolden Globeにて、6月24日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」のスーパーファイトで城戸康裕と対戦する渡部太基が公開練習を行った。

 4・24代々木大会に続いて連続参戦となる渡部。前回の山崎陽一戦では3Rにダウンを奪われて判定負けを喫したものの、1・2Rはスピードと手数で山崎を翻弄してペースを掴んでいた。渡部自身「結果は残念だったけど、調整も上手くいったし動きも悪くなかったと思う」と自己分析し「-70kgでもいいパフォーマンスが出来るようになってきて、今はいい感じに調整できています」と手応えを感じている。

 また「山崎戦は一発いいのをもらってダウンしちゃったんで、もっと-70kgに対応するための強い身体作りを始めました」という渡部は新たなフィジカルトレーニングに着手。ウエイトトレーニングはもちろん、K-1で戦うために必要な筋肉が何か?を学び「スクワットもガッツリやるんですけど、トレーニングを始める前に履いていたデニムのサイズが合わなくなってきました」。
 体重そのものは増えていないものの「身体つきが変わって筋肉がでかくなってきた」と言い「パワーがついたのはもちろん身体そのものが強くなっている印象ですね。効果は少しずつですけど練習で疲れにくくなってきました」と-70kgで戦っていくための強靭な肉体を身につけつつある。公開練習で行った2分1Rのミット打ちでも重厚な左ミドル・左ストレートを次々と繰り出していった。

 対戦相手の城戸はK-1MAX時代に日本トーナメント優勝の経験があり、Krushでも第2代-70kg王者として3度の防衛に成功。日本のトップと言っても過言ではないファイターだ。渡部も「城戸選手は日本で一番強いと思う」と評価し「そういう相手とやれることはうれしいし、やりがいがある。世界で通用する選手なんで、自分がどのくらい通用するのか基準にもなる」と語っている。
 だからと言って渡部に当たって砕けろという気持ちは一切ない。渡部の頭にあるのは城戸をノックアウトする自分の姿だ。

「城戸選手は頭がいいとうかずるがしこいとうか、ガツガツ系じゃなくてカウンターを狙う戦い方。強いしやりづらいと思うけど、毎日どうやったら倒せるか?を考えて過ごしています。理想はノックアウト(KO)なんで、どうKOにつなげるか? それまでの過程の練習や色んなイメージを沸かせていてます。

 向こうは俺に付き合ってくれないと思うんで、そこをどう崩すか意識していますね。4月は倒しに行って倒されたんで、悔しいけど後悔はないです。逃げ回ってやられたわけじゃないんで。でも同じことを2回も3回もやられていたらしょうがない。今回はしっかり倒しに行きます」

 城戸との一戦を「城戸選手は知名度もあるし、実力もあるんで喰ったらおいしい。自分にとってデカい試合です」と-70kgで戦っていくうえで重要な試合になると話す渡部。「今はあまり先のことを考えてないですね。城戸選手に勝つことしか考えてないんで、城戸選手に勝ってから考えようと思います。自分は何でも一番がいいんで、K-1でも-70kgの主役になりたいと思っています」と城戸を倒して、K-1-70kgをけん引する存在になるつもりだ。
「いつも言っていることですけど、渡部の試合は面白いという試合をしたいし、その日のベストバウトを狙いたい。ファンのみなさんには倒しに行く姿を見てもらいたいです」。激闘派・渡部が6・24代々木大会で-70kgのど真ん中に立つ!
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