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[ニュース]2016.6.13
上原誠、今回はテクニックを使って“1億人を倒せる”右の拳でKOする!?「もう僕と高萩選手の実力はかなり離れている。KOしか狙っていません」
    
 6月13日(月)東京・ときわ台の士魂村上塾にて、6月24日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」K-1 HEAVYWEIGHT Fightで高萩ツトムと対戦する上原誠が公開練習を行った。
 3月の代々木大会では訓-NORI-を1RKOで下し、新生K-1のリングでビッグインパクトを残した上原。公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちをそれぞれ2分1Rずつ披露し、村上竜司塾長とのミット打ちではパワー・スピードを感じさせるパンチを叩き込んでいった。
 試合まで2週間を切り、上原は「この時期は身体が疲れていて、怪我しないようにしなくちゃいけないし(調子を)上げていかなくちゃいけない。難しい時期なんですよ。風邪をひかないように気をつけたり、常にコンディションを整えることを意識して、集中している時期です」。

 疲れこそ身体に溜まっている状況だが「疲れている中では動けていると思います。あとはちゃんと疲れがとれるかどうか。しっかり疲れをとって、いい緊張具合で試合に臨めばいい試合が出来ると思います」と仕上がりには手応えを感じている。

 前回の試合ではヘビー級として“インパクト・破壊力”をテーマに戦った上原だが、今回のテーマは“技・テクニック”だ。

「今回は技を磨いてきたんで、その技が試合で当たれば一撃で倒れちゃうと思います」という上原は「前回のような試合もあれはあれでよかったけど、今回は技が使えるところを見てもらいたい。『上原ってなんでもできるんだ!』って感じになると思います」と不敵に語った。
 対戦相手の高萩は6年前に対戦し、判定で敗れている相手。上原にとっては6年越しのリベンジマッチとなるが「あっちがどういう作戦でくるか想像もつくし、どんな感じで来ても問題ない」とキッパリ。

「6年前は引き出しが何もない状態だったけど、今は相手がこれで来たらこれを返すということが出来る状態。あっちがどんなスタイルで来ても、常に倒す技を狙っていますよ」と自信に溢れた笑みを浮かべ「6年前は僕が負けちゃいましたけど、僕はあれから高萩選手が勝てなかった相手にも勝ってきている。もう実力はかなり離れちゃっているのかなって感じです。リベンジよりもけじめの試合? そうですね」と格の違いを強調した。
 今大会で唯一のヘビー級として試合に臨む上原は「やっぱりヘビー級の一発でも当たったら終わるところを見せたい。あと僕の試合を見てもらうと分かると思うんですけど、僕はこの右腕でたくさんの人を倒してきました。多分この右腕だったら1億人は倒せると思います(笑)」と豪語。

「最近、今まで出来なかったパンチやキックがようやく出せるようになってきたんです。だからそれを試合で試したい。その技を出した時、相手がどういう顔をするか? 嫌がる姿が想像つくんで、相手が嫌がっているところに仕留めの一撃をぶちこんで倒せればと思います。高萩選手は顔が大きいから、殴れば(パンチが)入る。KOしか狙ってないですよ」とKOシーンの青写真を描いた。

 最初から最後まで自信たっぷりに言葉を続けた上原。その自信はリングで現実のものとなるか?
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