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[ニュース]2016.6.14
ヌンチャクを振ってツノゼミから構えを学ぶ? 小宮山工介が超独創的な練習を公開!「今までみなさんが見たことがなかった技を出して、華麗に美しくKOで勝ちます」
    
 6月14日(火)東京・押上の北斗会館にて、6月24日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」-60kg Fightでユン・チーと対戦する小宮山工介が公開練習を行った。
 新生K-1初参戦となる小宮山が驚きの練習を公開した。2分1Rのシャドーボクシングを終えた小宮山は、トレーニングパートナーでもある高瀬大樹とのミット打ちを公開。鋭いパンチ、そして小宮山の代名詞でもある前蹴りを繰り出した。

 そしてミット打ちを終えた小宮山が手に取ったものはなんとヌンチャク! 北斗会館の創始者でもある父から空手だけでなく武器術も教わってきた小宮山は、普段から武器を使った練習も取り入れており、この日は見事なヌンチャク捌きを披露した。練習後、小宮山はヌンチャクや武器を使った練習の効果について語った。
「武器術は父からの指導の一環として教わっていたもので、5種類ほどの武器を使います。武器を使うと肉体では感じられないスピード感、硬さ、威力を感じることが出来ます。また武器によって距離感や間合い、攻撃のタイミングが違うんですね。それはパンチ、蹴り、回し蹴り…に似ているので、そういう意味でも武器の練習をやることで良い効果があります。

 ヌンチャクで言えば自分の身体に当てながら振るものなので、単純に自分の身体を鍛えることが出来ます。またヌンチャクを振ることで遠心力でスピード感が出ます。それが回し蹴りやパンチなどの技を出す瞬発力にも影響があります。あとヌンチャクは振る時、しっかり握るタイミングで握らないと振ることが出来ません。それがパンチのハンドスピードの強化になると思います」
 また武器だけでなく動物の動きも参考にしているという小宮山。最近ではセミの一種である"ツノゼミ"に興味があるという。

「ツノゼミは同じツノゼミでもたくさん種類があって、それぞれ形が違うんですね。格闘技でも人によってそれぞれ構えが変わってくるじゃないですか。だから形が違うツノゼミを見て、相手の構えをイメージしています。動物や生き物も生命体として生き抜くために色々なことをやっていて、それは格闘技にも共通していると思うし、そういったところからインスピレーションを得ることもあります」

 当初、小宮山は現-60kg王者・卜部弘嵩との対戦を予定していたが、弘嵩が顎の負傷により欠場。中国のユン・チーと対戦することになった。

 急な対戦相手変更となった小宮山だが「ユン・チー選手の試合映像も見させてもらったのですが、自分の技が当てはまるというか、僕がKOするイメージしかないですね」と動揺はなく「空手の技を使って華麗に倒す。それが今回のテーマです」と予告する。
 小宮山が戦う-60kgでは9月に世界最強決定トーナメントが開催される。「今は9月のことは考えていません。今回の試合に集中したい」とする一方、「僕は弘嵩選手と戦うためにK-1のリングに上がったので、怪我はしょうがないですが、弘嵩選手との試合が流れて残念な気持ちでいます。今まで弘嵩選手とは戦う舞台が違っていて、やることがなかった選手なので、僕にとっては特別な相手。弘嵩選手とはいつか戦いたいと思います」と弘嵩との対戦実現への想いを語った。

「今回、僕は新生K-1初参戦で、今までみなさんが見たことがなかった技を出して、華麗に美しくKOで勝ちます。楽しみにしていてください」とファンにメッセージを送った小宮山。いよいよK-1のリングでもその独創的なファイトスタイルがベールを脱ぐ!
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