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[ニュース]2015.12.5
松倉信太郎、2016年は大爆発の予感!?「ここから期待を裏切ることはないと思うんで、みんな俺に期待してください!」
    
 12月5日(土)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて記者会見が行われ、12月4日(金)東京・後楽園ホール「Krush.61」の[Krush-70kg Fight]に勝利した松倉信太郎が試合を振り返ると共に、今後の目標を語った。
 第5試合で内山政人との約5年ぶりの再戦を見事なKOで終えた松倉。会見では「昨日はすごいすごいすごい久しぶりのKOだったんで、はしゃぎすぎて痛い感じになったけど(笑)、そのくらいうれしかったです。倒す感覚も思い出せて、今まで出せなかったつながりが全部つながって、今の俺だったら誰でも倒せるし、バンバン試合をしていきたいと思いました。ここから期待を裏切ることはないと思うんで、みんな俺に期待してください」とKO勝利の喜びと手応えを語った。

 続く質疑応答で松倉はKO勝利の裏側、さらにはセコンド陣とのやりとりも明かした。

「内山選手は変則的で最初はテンパって『このままズルズルいったらどうしよう?』と思いました。でも今はセコンドの声が100%耳に入って来るようになって、9月のK-1でもセコンドに言われた通りに技を出したらダウンを取れたし、1Rが終わったあとのインターバルで『2Rは前に出よう。前に出たら絶対に倒せる』と言われて、本当に倒せました。自分は固くならずに自然にやれば倒せると思ったし、特に作戦はなかったけどセコンドの言われた通りにやれば大丈夫だと思いました。

 俺はジムのみんなのことを100%信頼していて、今までは動きが固くて言われたことが出来なかったけど、そういう練習をやってきたので、ちょっとずつ試合で出せるようになってきました。前回から戦い方も気持ちも変えて試合するようになって、今までは演じているわけではないけど固くなっている感があったのが、最近は自然な感じでやっていて、全部やりやすいですね。

(HIROYAのセコンドについて)HIROYAはノップのタイ語も訳してくれるし、インターバル中も動いて実演してくれたり、細かく色んなことを言ってくれます。俺は試合の時は余裕そうにしているけど試合前はかなりテンパっていて、入場直前まで色々と質問するんです。今回も内山選手がずっとアップしていて『やばい。これ来たらどうしよう?』と入場する直前までHIROYAに質問していて、みんなやさしく『大丈夫だから』と言ってくれました。

 一回、K-1でHIROYAと大雅が物販で控え室からいなくなった時、調子が悪くてKO出来なかったことがあるくらいです(苦笑)。みんな俺がそういうタイプだというのに慣れて来て、対応してくれるようになってリラックスできるようになりました」

 そして松倉は来年の目標としてKrush-70kg王座への挑戦、さらには初代K-1 WORLD GP-70kg王者マラット・グレゴリアンへの対戦をアピールした。

「昨日の試合を評価してもらえてうれしいけど、大したことをしたわけじゃないです。今まで俺はしなくちゃいけないことを出来なくて、久しぶりに出来ただけです。-70kgでは中島(弘貴)さんに負けているし、中島さんは強いと思うけど、俺は中島さん以外の選手とはレベルが違うと思っています。すぐにKrush-70kgのタイトルマッチもやりたいし、K-1で外国人と戦っても負ける気はしないです。

 マラット・グレゴリアンもあんなに強くて顔が怖いのに、意外と繊細なところがあるなと思うし、グレゴリアンともやりたいです。こういうこと言うとまた調子に乗っていると思われて、叩かれると思うけど(笑)、もし俺のことが嫌いだったら対戦相手のことを応援してもらって構いません。今の俺は自信があるんで強い人とやらせて欲しいです」

 会見に同席した宮田充Krushプロデューサーから「グレゴリアンと勝負したいと受け止めていいですか?」と聞かれた松倉は「はい」と即答。昨日の大会後、前田憲作K-1プロデューサーと話をしたという宮田プロデューサーは「これで2016年のテーマが一つできたのかなと思いました」と松倉の主張を前向きにとらえる構えだ。

 会見の最後、松倉は「俺はKrushのベルトを持って、K-1でその強さを見せていきたい。用意された相手を倒せば結果はついてくると思うので、ぜひ期待してください」とファンにメッセージ。松倉の2016年の大爆発に期待が集まる。

 なお宮田プロデューサーは昨日の大会のベストバウトとして山崎陽一×小鉄の-70kg Fightを選出。「期待を込めて組んだ試合でしたが、本当に素晴らしい試合になりました。小鉄選手は負けても評価を上げたと思うし、山崎選手もグレゴリアンに負けたあとの再起戦で踏ん張っていい勝負を見せてくれました。2人のガッツ溢れる試合は来年につながったと思います」と山崎・小鉄の両者に期待の言葉をかけている。
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