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[ニュース]2016.6.16
-65kg王者ゲーオ、山崎秀晃の“最強伝説崩壊”宣言を一蹴!「決勝戦で私が-65kgのチャンピオンだということを思い知らせてやりましょう」
    
 6月16日(木)東京・三ノ輪のウィラサクレック・フェアテックスジム本部にて、6月24日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」一回戦でHIROYAと対戦する-65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックが公開練習を行った。
 K-1-65kgの頂点に立つ男として世界最強決定トーナメントに臨むゲーオは、今回の試合のために約1カ月半前に来日。3週間前からトーナメントに向けたハードな追い込みをスタートさせ、実践的なトレーニングだけでなく、日本にあるタイの寺で精神修行も行ったという。

 公開練習として披露した2分2Rのミット打ちでも、ここ最近の試合ではなかったような動きのキレを見せ、ウィラサクレック・ウォンパサー会長が持つミットに強烈なパンチと左ミドルを連発。

「日本でもタイにいる時と同じように厳しい練習を続けています。お寺で修行したことで練習にも集中できています。今回は世界トーナメントという大きな大会なので練習にも身が入っています。心は100万パーセント、身体は100%ですね」と笑顔を見せるほどの仕上がりだ。
 1回戦で対戦するHIROYAについてゲーオは「いいパンチを持っているし、ローキックも強いと思います」と分析し「私も対策を練っているので問題はありません」とキッパリ。

 HIROYAはこれまでK-1で戦ってきた日本人選手と違ってタイでの留学経験があり、ムエタイの強豪選手だったノッパデーソントレーナーが参謀役についている。

 HIROYA陣営は入念なゲーオ対策を練っているが、ゲーオ自身は「相手がどういう作戦を練っているかは気にはなりません。相手のことを研究するのは当たり前ですし、相手がどういう作戦を練っているかを意識するようなことはないです」と言い切る。

 それだけでなく「全力で戦うのはもちろんですが、3Rまではいかないでしょう。今回はトーナメントなので、なるべく疲労が残らない状態で早く終わらせたい。そのためにも早く倒したいと思います」と早い段階でHIROYAをKOするとまで言ってのけた。

 HIROYA戦をクリアすれば、準決勝でマサロ・グランダーVS野杁正明の勝者と対戦することになる。ゲーオは「どちらが勝つかは分かりません。2人がどんな準備をしてきたかで勝敗が決まると思います」とした上で「ただしグランダー選手には一度勝っているので、もし戦うなら野杁選手がいいですね」と過去に対戦が流れている野杁との対戦を希望した。
 そしてゲーオは決勝戦に勝ち上がってくる選手として山崎秀晃を予想する。

「初来日の外国人選手が2人いますが、試合映像を見る限り、どちらも非常に実力がある選手だと思います。(イリアス・)ブライド選手とは一度戦っていて、とても上手い選手だと思いました。ただし私の予想では山崎選手が上がってくると思います」

 ゲーオと山崎は2014年11月の初代王座決定トーナメント1回戦で対戦し、ここではゲーオが山崎に判定勝利を収めている。山崎は「決勝でゲーオを倒して、ゲーオ-65kg最強説を崩壊させる」と燃えている。

 これを伝え聞いたゲーオは「もし決勝戦で山崎選手と戦うことになれば、試合で私が-65kgのチャンピオンだということを思い知らせてやりましょう」と一蹴。「確かに山崎選手の実力は上がっていると思いますが、私と比べるとまだまだ下です。山崎選手の掛け蹴り? 私に当たらないでしょう」と格の違いを強調した。
 -65kg王者としての世界トーナメント制覇へ向けて「勝ちに行くのではなく、私が勝ちます。私が最強であることを証明するというよりも、私が勝つことは当然だと思っています」と静かな口調ながら絶対的な自信を口にするゲーオ。果たしてゲーオの-65kg最強伝説はどこまで続くのか?
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