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[ニュース]2016.6.23
ゲーオと山崎秀晃が-65kg世界最強決定トーナメント決勝での対戦を誓い合う!HIROYA「それは無理」、野杁「終わってみれば自分のトーナメントになる」
    
 6月23日(木)東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて、明日、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」の前日会見が行われた。
 いよいよ明日に迫ったK-1-65kg世界最強決定トーナメント。優勝者には優勝トロフィーと-65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックへの挑戦権が与えられる。トーナメント出場選手はリザーブファイトも含め全10選手が最初の計量でリミットをクリア。最高の仕上がりとコンディションで明日の決戦を迎えることになった。

 前日会見で互いに対戦を強く意識したのがゲーオと日本代表決定トーナメント優勝者の山崎秀晃だ。
 2014年11月の初代王者決定トーナメント1回戦でゲーオに敗れて、額の陥没骨折で長期欠場に追い込まれている山崎は「地獄の淵から帰ってきた山崎です。明日はすべて勝ちます。そしてゲーオの-65kg最強を崩します。必ず優勝します」と決意の挨拶。するとゲーオも「明日は全力で戦って勝つだけです。そして山崎選手、最後の試合(決勝戦)で会いましょう」と山崎との対戦を希望し、会場はどっと沸き上がる。

 思わぬ形でゲーオから逆指名された山崎は「自分自身一年半前にああいう敗戦を喫してしまってから、色んな想いがあって仲間に支えられて日本代表として話をさせてもらっています」とこれまでの道のりを振り返り「トーナメントでゲーオに勝って、そこで終わりではないですが、きっちり落とし前をつけたい。必ず決勝まで勝ち上がることを約束します」とゲーオへのリベンジを固く誓った。
 決勝での対戦を誓い合ったゲーオと山崎に対して、残りの6選手も対抗意識を燃やした。

 1回戦でゲーオと対戦するHIROYAは「最高の状態でこの日を迎えられました。ゲーオと山崎選手の決勝が誰もが望む形かもしれないですけど、それが一番つまらない。(ゲーオが決勝に勝ち上がるのは)無理だと思いますよ」とキッパリ。

 同じく1回戦で山崎と対戦するスタニスラブ・レニタも「山崎の言葉を聞いて思ったのは、まず1回戦で僕に勝たなければいけないということ。自分も勝つためにトレーニングし、日本にやってきたんだ」と山崎に通告した。
 ゲーオと同ブロックに入っている野杁正明は「僕も負けた選手にはリベンジしたいし、山崎選手の言いたいことも分かります」とした上で「終わってみれば僕のトーナメントだったと言われる試合をしたい。だから(ゲーオと山崎の発言は)特に気にしていないです」と我が道を行く構え。

 1回戦で野杁とのリマッチに臨むマサロ・グランダーは「俺は決勝戦で山崎とやるつもりだ。他の選手はそれを止めに入ろうと思うだろうけど、それは無理だ」と自らの決勝進出を信じて疑わない。
 山崎と同じブロックに入っているイリアス・ブライドとクリス・マセーリも「ゲーオと山崎は残りの選手たちのことを忘れているんじゃないか? 決勝戦がどんな組み合わせになるかは明日まで分からないはずだ」(ブライド)、「2人が決勝で会おうというのはいいと思うけど、自分にも作戦がある。それがどうなるのか楽しみにしていてほしい」(マセーリ)と語り、6選手それぞれの立場からゲーオ・山崎についてコメントしている。

 またリザーブファイトで対戦する木村"フィリップ"ミノルとNOMANも会見に出席した。

 現在2連敗中の木村は「精神的な未熟さもあってメンタルバランスがおかしくなっていたけど、応援・サポートしてくれる人、バックアップしてくれる人のおかげでいいメンタルバランスを創り上げてこれた。過去2試合の追い込みや対策も含めて、3試合分すべてを出したい」と復活を誓い「今、先のことを意識しても未来は変わらない。ただNOMAN選手と激しい試合でフルラウンド殴り合っても、何が起こってもいいようにどしっと構えるつもり」とトーナメント優勝の少ない可能性にかける。

 一方のNOMANは「大方の予想は木村勝ちだと思いますけど、木村選手に挑戦して僕が勝ちたいと思います。目の前の試合に勝たないと次にはつながらない。木村選手に勝つことしか考えていない」と木村戦に集中している。

 会見に同席したK-1公式サポーターの関根勤さんも「このトーナメントには世界から選りすぐった強豪が集結しています。選手のみなさんの顔やコンディションを見ていると非常にいい雰囲気だし、一言一言に自信がみなぎっていました」と選手たちの仕上がりの良さを絶賛し「トーナメントは何があるか分かりらないし、大変なトーナメントになると思います」と期待を寄せる。

 1日3試合の過酷なワンデートーナメントを制してK-1-65kg世界最強の座と優勝トロフィーを手にするのは誰だ!?
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