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[ニュース]2016.6.25
-55kg王者・武尊、小澤海斗との大喧嘩に勝利も気持ちは晴れず!「プロとして小澤選手のことは認めたくない。俺ともう一回やりたいなら這い上がってこい」
    
 6月25日(土)東京・飯田橋ホテルメトロポリタンエドモントにて「K-1 WORLD GP 2016 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」の一夜明け記者会見が行われた。
 昨夜のスーパーファイトでは小澤海斗との“新生K-1史上最大の遺恨マッチ”に勝利した-55kg王者・武尊。試合前から大きな注目を集めた一戦ということで「昨日の試合はGAORAさんとAbemaTVさんで生中継されて、格闘技を知らない人も興味を持ってくれて、1日で3000人以上フォロワーが増えました。僕はみんなに“いいね”を返すのですが、昨日は“いいね”を返していたら朝になっちゃいました」というほどだ。

 会見で武尊は小澤戦を振り返り「試合が決まって散々挑発され続けて、ストレス溜め続けていました。ただ熱くなって練習でやってきたことを出せないのが一番ダメだと思ったので、ムカつく感情を押さえるのが大変でした」。

「今回は試合中に笑顔が出ないと思っていたけど、小澤選手も気持ちが強くて拳の会話じゃないですけど、思いっきり殴り合って、楽しくなって笑っちゃいました」という一方「ストレスもモヤモヤも発散しきれていない」とキッパリ。小澤に対しても「僕もプロとして小澤選手を認めることはしたくない。もう一回、俺とやりたいなら這い上がってこいって感じです」と感情を露わにした。

「チャンピオンとして勝つことは最低限でホッとしています。でも勝者と敗者がはっきりと分かるKOが一番の勝ち方だと思うので、それが出来なかったことは悔しいです。だからストレスもモヤモヤも発散しきれていません(苦笑)。でもこの気持ちが次につながると思うし、自分のレベル全体を上げないといけないと思いました。

(小澤に対する心境は?)試合が終わっても変わらないですね。僕もプロとして、あれだけ言ってきた相手を認めることはしたくない。恨んでるとかそういうことじゃなくて、プロとしてですね。小澤選手はこの試合に人生をかけてやってきたと思うし、挑発は汚いかもしれないけど、あれで注目度が上がったり、反響も大きくなりました。

 あれがあったからこそ、お互い負けられない試合になったと思うし、果たし合いに近いものになったと思います。そういう部分を称えたくはないんで、何も言いたくないんですけど(苦笑)、それだけの覚悟があるなら…もう一回やりたいなら這い上がってこいよって感じです」

 またK-1-55kg王者としてベルトを保持する武尊は、Krushでは-58kgのベルトを保持。K-1で-57.5kg、-62.5kg、-67.5kgの新設が発表されており、今後、武尊がどの階級で戦っていくかも気になるところ。新階級について質問を受けた武尊は「今、僕は-55kgのチャンピオンだし、その使命もあるので階級のことは考えてないです」としている。

 ひとまず小澤との一戦を終え「まずは一回、身体を休めます。ただ試合は大好きなんでオファーがあればいつでもやりたいと思います」と武尊。次戦がいつになるのか正式発表を待ちたい。
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