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[ニュース]2016.7.5
[K-1甲子園・特別企画]初代K-1-60kg王者・卜部功也から高校生ファイターへのメッセージ「僕はK-1甲子園がきっかけで格闘技でやっていこうと覚悟を決めました」
    
 これまで数々の名選手たちを輩出してきたK-1甲子園。今年も7月30日(土)東京・GENスポーツパレスにて「K-1 甲子園 2016 〜高校生日本一決定トーナメント〜」が開催される。

 そこで[K-1甲子園・特別企画]として歴代王者やOBたちのインタビューやメッセージを公開。第4弾はK-1甲子園2008準優勝の初代K-1-60kg王者の卜部功也だ。
「僕は高校3年生の時にK-1甲子園2008に出場しました。前年の大晦日に初めてK-1甲子園が開催されて、この時は4人参加のワンデートーナメント方式だったんですね。だから自分に出るチャンスはないのかなと思っていたのですが、翌年(2008年)から予選を勝ち抜いた選手が決勝トーナメントを争う形に変わって、誰にでもチャンスが巡ってきたので出場を決めました。

 意外に思われるかもしれませんが、アマチュア時代の僕は優勝経験もなくて、いつもいいところで負けてしまうような選手だったんです。だからK-1甲子園はラストチャンスだと思って、初めて必死になって練習しましたね。

 当時のK-1甲子園は地区予選を勝ち抜いた選手が1回戦、2回戦、準決勝、決勝と勝ち上がっていくトーナメントだったんで、今よりも試合数が多かったんです。あの年はHIROYA君を筆頭に日下部竜也君、嶋田翔太君、藤鬥嘩裟君がいて、ぶっちゃけ僕はノーマークでした。だから『どうやったら優勝候補の選手たちに勝てるんだろう?』と思って相手を研究して練習して結果を出して、試合をやっていく中でどんどん強くなっていた実感がありました。選手によってグッと伸びる時期があると思うのですが、僕の場合はその一つのがK-1甲子園でしたね。

(K-1甲子園が格闘技に本気になるきっかけだった?)はい。高校3年生になると、みんな進学したり、就職したり、どんどん進路が決まっていくじゃないですか。でも僕だけ進路が明確に決まっていなくて、何となく格闘技をやりながら、働くんだろうなくらいにしか考えてなかったんです。そんな時にK-1甲子園に出て準優勝という結果を残すことが出来て、自分はこの道(格闘技)でやっていこうと覚悟を決めました。

(出場選手たちへのメッセージは?)『結果が全てじゃない』という考えもあるかもしれませんが、僕は高校生でもプロと同じように『誰よりも強くなってやる』や『何が何でも勝つ』という高い意識を持って取り組むことが大事だと思っています。そうやって頑張った人間が結果を出せると思うし、次につながる何かを得られると思います。K-1甲子園は高校生しか出られない大会ですし、今の生活のすべてをぶつけて頑張ってください!」
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