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[ニュース]2016.7.9
卜部功也、ベノーイにリベンジして頂点まで突き進む!「誰よりもこのタイトルを欲しがって、何が何でも獲るという覚悟がなければ優勝は出来ない」
    
 9月19日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg世界最強決定トーナメント〜」。トーナメント出場選手インタビュー第6弾はカリム・ベノーイと対戦する卜部功也だ。
――4月の日本代表決定トーナメントは準優勝でしたが、主催者推薦として世界最強決定トーナメント出場のチャンスが巡ってきました。オファーを受けた時は率直にどんな心境でしたか?

「やっぱり純粋にうれしかったですね。日本代表決定トーナメントで準優勝に終わっていたので。でもこうして世界トーナメントに選ばれたからには、しっかりとコンディションを整えて挑まなければいけないと思います」

――昨年11月にK-1-60kgのタイトルを失い、日本代表決定トーナメントでも準優勝と、功也選手にとっては思うような結果を出せていない状況が続いています。功也選手自身は今の状況をどうとらえていますか?

「試合で負けるのはすべて自分の責任・実力不足です。ただそれだけだと思うので、もっと強くなるために努力しなければいけないと思います。本当に今はいい練習ができていますね」

――悔しい想いをしたからこそ強さへの欲求は強くなっていますか?

「チャンピオンでいた頃はベルトを獲られたくなかったり、お客さんに魅せなきゃいけないと思って戦っていたのですが、ベルトを失ったことで今は伸び伸びと練習できているかもしれません」

――そして世界トーナメント1回戦ではベノーイと対戦することになりました。ベノーイとは2014年11月にフランスで対戦し、その時は判定1-2で敗れています。ベノーイと再戦したいという気持ちはありますか?

「僕としてはもう一度ベノーイと戦いたいと思っていたので、こうして再戦が組まれてうれしいです。でもベノーイと戦うのはこれでラストだと思います。もしここで負けたら僕は“ベノーイに2連敗した男”になってしまうので、何がなんでも勝つしかないです」

――アウェーでスプリット判定負けという結果で、モヤモヤや悔しさは残っていましたか?

「確かにモヤモヤした気持ちはありました。でも海外で勝つためには倒さないといけないんです。僕はそれを理解した上でフランスに行ってベノーイと戦ったので、あの時の僕はベノーイを倒す実力がなかったということです。でも今の僕はベノーイを倒せる選手になったと思うので、今回はベノーイを倒します」

――今回のトーナメントには功也選手にとって色んな因縁のある相手がいるトーナメントです。誰と戦いたい、もしくは誰に勝ちたいと思いますか?

「僕としては本当にベストな8人が世界トーナメントに選ばれたと思っています。兄は-60kg王者ですし、大雅選手は日本代表決定トーナメントの優勝者です。小宮山工介選手は6月の試合で負けてはいますが、過去の実績としてはこのトーナメントに出ても申し分ないものがあると思います。外国人選手4人も強いですよね。僕としてはまず1回戦でベノーイにリベンジを果たす。そして準決勝は小宮山選手とパウロ・テバウのどちらが上がってきても初対戦になるので、すごく楽しみにしています。会見では小宮山選手と戦いたいと発言しましたが、僕的にはどちらとも戦ってみたいです」

――功也選手の立場も変わり、今回のトーナメントにはどんなテーマを持って臨みたいと思いますか?

「本当に挑戦ですよね。あとは緊張感を持って死ぬ気でやるしかないです。誰よりもこのタイトルを欲しがって、何が何でも獲ってやるという覚悟がなければトーナメントを勝ち抜くことは出来ないと思います」

――世界トーナメントでの功也選手の復活を楽しみにしているファンの方たちもたくさんいると思います。そういったみなさんにメッセージをいただけますか?

「僕は日々進化しているので、前回以上に強くなった卜部功也を見せたいと思います」
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