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[ニュース]2016.7.11
-60kg王者・卜部弘嵩、逆境に追い込まれた時の自分は強い!「このトーナメントで王者としての強さと復活する姿を見せたい」
    
 9月19日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg世界最強決定トーナメント〜」。トーナメント出場選手インタビュー第8弾はヨハネス・ウルフと対戦する-60kg王者・卜部弘嵩だ。
――まず6月大会を欠場する理由となった顎の負傷について聞かせてください。今はどのような状況・回復具合なのですか?

「怪我をした直後はしばらく病院に通院してたこともあって、練習はあまり出来なかったんですけど、6月の下旬辺りからジムの練習に復帰して、それからは通常通りにやってますね。今は食事も問題なくとれています」

――SNSでも見たのですが、しばらくは流動食だったんですよね?

「はい。ただ身体を動かしていないと嫌だったので、すぐに筋トレはやっていました」

――弘嵩選手が欠場を発表した直後、公開練習でチームドラゴンに行った時、弘嵩選手がジムで練習をしていて驚きました。

「もうすぐジムには行ってましたね。やっぱり練習をやりたかったし、動きたいっていう気持ちがあったので。その時の自分がやれる事はあると思ったんで、やれる範囲で練習していました」

――欠場発表会見でも言われていましたが、怪我するまでは非常にいい調整が出来ていたんですよね。

「はい。かなり良い状態だったと思います。あの時の僕は強かったと思いますよ」

――だからこそ怪我をしていても、すぐに身体を動かしたかったのでしょうか?

「そうですね。3月・4月よりも精神的な部分が凄く良い状態だったし、もちろん自信もありました。なので、試合が出来ない悔しい気持ちからすぐに動きたいっていうのがありました」

――世界トーナメントへの出場は前々から決まっていたものですが、改めて1回戦の相手がウルフに決まりました。

「僕の中ですべてはウルフ戦から始まってるんですよ。ウルフに負けて、テバウに負けて連敗して、怪我で6月大会を欠場して…。そのウルフと1回戦で戦えること、そしてテバウがトーナメントにエントリーしていることが僕にとってすごいモチベーションになってます」

――例えばウルフに負けて色々と狂わされたという気持ちはあるんですか?

「ありますね。ただ2連敗と言っても、僕が戦ってきたウルフとテバウは世界のトップ中のトップなんで、そこで戦っている以上、勝ち負けはしょうがないなという気持ちもあります。なので、今は気持を切り替えてどうやってリベンジするか。どうやって倒すかを考えています」

――一度戦ったことも踏まえてウルフにはどんな印象がありますか?

「ん〜そうですね…。今の自分だったら問題ないなって感じです」

――去年11月にタイトルを獲ってからの試合は気持ちの作り方やモチベーションの設定が難しい状況だったと思います。でも今はそこで喫した敗北も自分を燃えさせる原動力になっていますか?

「そう思います。今、気持ち的にはものすごく良い状態だと思います」

――6月大会での挨拶でも「こういう時の自分が強いということを知っている」という言葉がありました。何かに対して燃えている時の自分は強いという手応えはありますか?

「僕は本当に自分が世界最強だと思っているし、今はやってやるよ!という気持ちが凄く強いです。だから今の僕は強いですよ」

――弘嵩選手はそういった反骨心が自分の原動力になってきたのでしょうか?

「はい。今までのキャリアを振り返ってみても、こういう時の自分はやっぱり強いなって思います」

――この世界トーナメントでどんな自分を見せて、優勝したいと思いますか?

「-65kgの世界トーナメントをリングサイドでも見ていたんですけど、-65kg王者のゲーオ(・ウィラサクレック)が圧倒的な強さで優勝して、気合いが入りましたね。僕もゲーオのようにチャンピオンとしてしっかり強さを見せつつ、僕が復活する姿を見せたいです」

――弘嵩選手の復活を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?

「9月19日に向けてすごく良い練習が出来ると思っています。過去最強の自分をファンのみなさんに見せれるように、しっかり練習して-60kg王者・卜部弘嵩が強い!というところを見せつけて優勝したいと思っています」
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