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[ニュース]2016.7.12
[K-1甲子園・特別企画]K-1甲子園2009王者・野杁正明からのメッセージ「勝負なんで負けは許されない。でも負けることを怖がらずに伸び伸びと戦ってほしい」
    
 これまで数々の名選手たちを輩出してきたK-1甲子園。今年も7月30日(土)東京・GENスポーツパレスにて「K-1 甲子園 2016 〜高校生日本一決定トーナメント〜」が開催される。

 そこで[K-1甲子園・特別企画]として歴代王者やOBたちのインタビューやメッセージを公開。第6弾はK-1甲子園2009王者の野杁正明だ。
「僕は高校1年(2009年)・2年生(2010年)の時にK-1甲子園に出場しました。ちょうど僕が中学3年生の時にK-1甲子園の試合を会場で見ることがあって、その時に自分も来年は絶対に出ようと思いました。

 初めて出た時は、もちろん優勝するつもりで出場したのですが、今の自分がどこまで通用するのかも含めて出たことを覚えています。僕が出た大会にもプロと同じレベルの選手たちばかりだったので、それまで以上に厳しい練習を積んで出た記憶があります。

(自信はあった?)そうですね。プロでやっている選手が相手でも勝てると思っていたし、ヘッドギア&レガース着用でアマチュアとほぼ同じルールだったので、いつも通りに戦えたと思います。

 印象に残っている試合は…準決勝と決勝ですね。当時は大晦日に準決勝・決勝をやっていて、しかも僕の年は魔裟斗さんの引退試合と同じ日だったんです。改めて思うと、すごい大会で試合したなぁと思います(笑)。

(緊張はしなかった?)この時はそんなに緊張しなかったです。それよりもベスト8の時にK-1MAXのオープニングファイトとして横浜アリーナで試合をしたことがあったんです。その時はむちゃくちゃ緊張しましたね。逆にあれを経験していたから、大晦日はあまり緊張しなかったかもしれません。

 K-1甲子園で優勝して一番変わったことは周りの注目度です。試合会場に行くと声をかけてもらうことが増えましたし、特に当時は地上波でも試合を放送していたので、知らない人たちからも声をかけてもらうことが一気に増えました。

 高校2年生の時は途中で負けてしまったんですけど、僕は1Rからガンガン攻めるタイプではないんで、ちょっと短期決戦の難しさを感じる結果に終わっちゃったかなと思います。ただしガンガン行く選手が勝つルールと思われがちですが、平本蓮選手のように相手の攻撃をいなすことが得意なタイプでも勝ち上がることは出来るので、相手の勢いに飲まれずに自分の戦い方を最初から最後まで貫けるかどうかが大事だと思います。

(出場選手たちへのメッセージは?)やっぱり勝負事なんで負けは許されないことだと思います。でも負けることを怖がらずに伸び伸びと自分らしく戦ってほしいと思いますね。プロでもアマチュアでも努力した人間が勝てるものですし、決勝戦は代々木第二でプロと同じリングで行われます。参加選手のみなさんには伸び伸びと戦ってほしいと思います」
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