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[ニュース]2015.12.12
2・5「Krush.63」初代K-1-60kg王者・卜部功也が約1年4カ月ぶりに電撃参戦!フランスの暴走サイボーグと危険な遭遇「みなさんに強くなった姿を見せなきゃいけない」
    
 12月11日(金)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて記者会見が行われ、来年2月5日(日)東京・後楽園ホール「Krush.63」の出場選手・対戦カードが発表された。
 初代K-1 WORLD GP-60kg王者・卜部功也がKrushに電撃参戦だ。功也は2009年にKrushでプロデビューし、2012年にKrush YOUTH GPで優勝。Krushのリングで国内外の強豪たちと鎬を削ってきた。今年1月にK-1 WORLD GP-60kg初代王座決定トーナメントで優勝すると、K-1王者としての試合が続き、11月の初防衛戦で兄・卜部弘嵩に敗れて王座陥落。再起戦の場としてKrushを選んだ。

 昨年10月の「Krush.46」以来、約1年4カ月ぶりのKrush参戦に向けて功也は「今年1年、K-1で試合をやらせてもらってベルトも巻くことが出来ました。前回の初防衛戦では負けてしまいましたが、成長している実感があるので、2016年一発目の試合はさらに成長した姿を見せたいと思います」と意気込みを語った。

 功也の対戦相手として用意されたのはフランスのサイボーグ・ワラス。WFCヨーロッパ・ライト級王者の肩書を持ち、ここまでの戦績は46戦33勝(17KO)10敗3分。宮田充Krushプロデューサーによれば、以前からKrushサイドにプロフィールが届いていた選手で、招聘のタイミングをはかっていたという。

 筋骨隆々の黒人選手でファイトスタイルも破天荒そのもの。身体のバネがあり、トリッキーな技を使うだけでなく一発の破壊力もある、功也が今まで戦ってこなかったタイプの選手だ。

 すでにワラスの試合映像をチェックしたという功也は「爆発力がすごくて、変則的でやりづらい。攻撃の的を絞るのがすごく難しい選手だなと感じました」と分析。しかし次が46戦目、K-1・Krushで多くの外国人選手と戦ってきた経験値がある功也は「初めてこういうタイプと戦うけど、今までやってきたすべてのものを出して、しっかり攻略してKOで締めたい」とワラスを仕留めるつもりだ。

 ベルトを手放し、裸一貫での再出発となる功也。「ベルトは失ったけど、最強を目指す気持ちは変わらない。また一から最強を目指せばいいだけです。立場は周りのみんなと一緒ですし、目標にしているものはK-1のベルト。またあのベルトを掴み取りたい」とK-1王座返り咲きを誓い「兄とはまたやると思います。そういう運命なんじゃないですかね」と弘嵩との3度目の兄弟対決にも想いを馳せた。

「久々にKrushのリングに立つので、みなさんに強くなった姿を見せなきゃいけないし、しっかり爆発しなきゃいけない。いい意味で緊張感を持って臨みたいです。また一から必死にK-1のベルトを目指したいと思うし、Krushで迎えた2016年一発目の試合に全力でぶつかりたい」。K-1のリングを経験し、一回りも二回りも大きくなった功也の一挙手一投足から目を離すな!
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