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[ニュース]2016.7.19
女子王者KANA、グレイシャアとの初防衛戦を乗り越えて更なる高みへ!「世界の強豪と勝負して女子の立ち技格闘技を盛り上げていきたい」
    
 7月19日(火)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて記者会見が行われ、7月18日(月・祝)東京・後楽園ホール「Krush.67」で初防衛に成功した女子王者KANAが試合を振り返ると共に、今後の目標を語った。
 昨日の初防衛戦では40戦のキャリアを誇る強豪グレイシャア亜紀に判定2−1で勝利。ベルトと共に会見に出席したKANAは「キャリア5戦目で40戦のグレイシャア選手に勝てたことは自信につながりました。でもチャンピオンとして戦う以上、キャリアは関係ないです。1試合で10試合分の成長をしないといけないと思うので、これから1試合1試合戦っていきたいと思います」と挨拶。続く質疑応答でグレイシャアとの一戦を振り返った。

「グレイシャア選手は技術の上手さがあって、自分の弱点を突かれて、良い部分を消されたと思います。それでも練習でやってきたことを信じて戦って、少しずつ出せるようになったと思います。(どこにそれを感じた?)試合中の心境だったり、手数だったり、間合いだったり…そういう点では前回のタイトルマッチより成長できたかなと思います。(ボディやローを狙われる場面もあったが)特に狙われているとは思っていなかったんですけど、そんなに焦らず試合を運べたかなと思います。

 前回はものすごく緊張したのですが、今回は準備期間もしっかり練習を積めたことで自信にもなって、試合前も試合中も前回より真っ白にならず冷静に戦えました。(手応えがあった攻撃は?)やっている中ではローキックも効いている感じがあったので、上下散らしていけば大丈夫だろうなという手応えはありました。ただ倒しに行こうとしてKOを狙いすぎました(苦笑)。タイミング・距離・打ち方で倒しきれなかったので、そこの課題は大きく残ったと思います」

 4月の王座決定戦、そして今回の初防衛戦とキャリアで勝る相手に苦戦しながらも、確実に勝利を収めてきたKANA。「試合することで自分の価値が上がると思う」と年内の防衛戦をリクエストし「これからは世界を舞台に戦っていきたい。次は世界の強豪と勝負したい」と外国人選手との対戦を希望する。会見に同席した宮田充Krushプロデューサーも「紅絹・グレイシャアの2人を破ったのは大きいこと。今のKANA選手はお客さんの指示も得ているので、海外の挑戦者を探しに入っています。早ければ次の試合で海外の相手をぶつけたい。またKANA選手が海を渡って海外で試合をするのもいいと思います。もちろんと国内で活躍している選手がKrushで勝負したいと名乗りをあげてくれたケースもあるので、そういった声も考えていきたいです」と“VS世界”をにらんだ相手を用意する方向性を示した。

 またKANAは「世界の強豪だけじゃなくて、女子の格闘技業界とも勝負していきたい」とKrush女子を引っ張るエースとして堂々宣言。「少しずつ女子の格闘技が盛り上がっていると思いますが、立ち技はまだそこまでじゃないと思います。なので私が女子の立ち技格闘技を盛り上げていきたい。これからは世界を舞台に戦って、女子の立ち技格闘技を大きくしていくということにも勝負したい」と大きな野望を語った。

「夏も練習9:遊び1で練習します」とストイックに語るKANA。“女子キックのリビングレジェンド”グレイシャアに勝利したKrush女子王者の更なる飛躍に注目だ!
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